このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

海中散歩(15)



  1 「縄張り争い」

  石垣島の北部に「ミノカサゴの宮殿」というダイビングポイントがあります。少し深く35m位あります。
  ここに小さい根があり、ミノカサゴ(体長20cm、羽をまとっており大変綺麗です)が沢山います。

  この根には、この他スカシテンジュクダイ(体長4cm、透き通った体をしている。写真では小さく、白く群れを   成して写っている)などの小さな魚も棲んでいます。

  この根の主は、写真中央に写っている赤い色をしたアザハタ(体長40cm)です。
  気性が荒く、いつも根の周りをパトロールしていて、他の魚が根に来ると追っ払います。

  小さい魚にとっては敵を追っ払ってくれる用心棒なんですがスカシテンジュクダイは用心棒代として、アザハタに  仲間を餌さとして提供してるのです。他の魚が沢山やってきて、食い尽くされるよりいいんでしょうね。

  ミノカサゴもスカシテンジュクダイを食べます。

  ですからこの場合はアザハタはおもしろくなく、ミノカサゴを追っ払いたいでしょうね。


2 「餌さの奪い合い」

 

  パウダーブルーサージョンフイッシュ(体長20cm、青い色をしている)、シマハギ(体長13cm、横縞がある)、クロハギ(体長20cm、黒い色をしている)が岩についているコケを奪い合っています。

ものの
5分位すると、また別のところに皆で移動して奪い合います。こんなことを、一日中繰り返しています。

何も争うことないように思いますがね。モルディブの浅いリーフ(サンゴ礁の浅瀬)は彼等が主役です。

  

3 「ボラのヤング達」

サンゴ礁の浅瀬は、サンゴに守られていますので大型の魚が入って来れず、多くの魚の幼魚はここで過ごします。若いボラが群を作ってさっそうと泳いでいました。

  撮影地はモルディブです。

4 「ギンガメアジの群」

  ドロップオフ(海中の急に深くなる断崖絶壁のような所をこのように言います。)の際の浅いところでギンガメアジがぐるぐる回っていました。

このギンガメアジはドロップオフの深いほうには出たがりません。おそらく敵の攻撃を受けやすいからでしょう。

それにしてもなんでぐるぐる回っているんでしょうね。他の魚ならただ固まっているだけです。

5 「シロワニ」

昨夜は写真の上に見えるボートで寝ました。ここは小笠原の本島(父島)から100km以上離れたところです。

小笠原では島に上陸してキャンプすることが禁止されていますので私達はボートで寝ます。これをボートキャンプと呼んでいます。


入り江にボートを止め、ボートの回りをホロで被い、毛布をかぶって寝ます。満天の星空が綺麗です。

昨夜の夕食の魚のアラを海に捨てておきますと、シロワニ(体長2〜3m)が来ています。それを早朝、潜って撮るわけです。シロワニは大変おとなしいので恐くはありません。

 

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