このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

海中散歩(21)


  1.「ギンガメアジの群」

  シパダン(マレーシヤのボルネオ島の沖合い)のギンガメアジ(体長45cm)はわりと浅いところにやってきます。その数、数千匹です、いや数万匹かもしれません。きれいな隊列を組んでやってきます。今回はなにか土塀のように見えます。これがえんえんと続きます。ときどき考えるのですが、こんな群が一斉に食事を始めたら、食べられる方もたまったものではないでしょうね。おそらく、かなり広範囲にバラバラになって食事をするのでしょうね。それからさんさんごご集まって来るのでしょうね。

2「ギンガメアジの群」

  これもシパダンギンガメアジの群です。この時は友人を囲むようになりました。珍しい光景です。私達に会う前は縦列を組んで泳いでいたのですが、友人が群に突っ込むと、このように友人を囲むような形になりました。どんな意味があるのでしょうかね。

3「イソマグロの群」

  小笠原にマグロ穴と呼ばれるダイビングポイントがあります。山のような大きな岩にトンネルが開いています。その中にイソマグロ(体長1m)が50匹位棲んでいます。そのマグロを見ようとダイバー達が入ると、それを嫌ってトンネルの外に出てくるのがいます。それを撮ったものです。

4「イルカ」

  イルカは群をなして泳いでいますが、ダイビング中に出会うことはほとんどありません。ところが小笠原ではイルカが沢山いるせいか、海中で会うことがあります。会うのではなく、イルカの方が偵察に来ると言ったほうが正しいかもしれません。群で行動するとき、若いイルカは群の外側で、いつも警戒の任務にあたっているそうです。それでダイバーを見かけると偵察にくるそうです。そしてダイバーが自分達の群に近づかないよう、自分にひきつけておくのだそうです。それをダイバー達は、イルカが遊びに来てくれたと勘違いして喜んでいるのだそうです。その証拠に、群が遠ざかったのでもう群にもどっていいよとばかり、別のイルカが迎えに来たことがありました。

5「マンタ」

  沖縄の石垣島マンタ(体長2m、横幅4m)が見られることで有名です。それも体を小さな魚に掃除(皮膚についている寄生虫を食べてもらう)してもらっているところが見られるのです。この時はあまり体を動かさないので、写真を撮るには好都合です。マンタのお腹には黒い斑点があり、これが個々に違うため、固体識別に利用され、マンタの生態研究に使われているそうです。

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