このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

鷲子(とりのこ)神社

 2006年の夏のことです。

栃木方向に抜ける時、鳥居が有り看板が見えた鷲子神社を参拝しました。ここは、茨城県常陸大宮市と栃木県馬頭町(今の那珂川市)の境界にある470mの山頂にあります。

創建は大同2年(807)大蔵坊宝珠上人が、四国阿波の国で紙漉きの技術とその守護神、天日鷲尊(あめのひわしのみこと)を勧請して建立したと言われています。もとは朝日岳と呼ばれる地にあったのが火災で焼失、1552年に現在地に再建されたと伝えられていると言うことです。

 日立からは239号線を進み、県境辺りの道を行くと殆ど山頂まで車で行くことができます。 調べてみると、この神社はなかなか商売上手??で、祭神の天日鷲命が鳥の神でもあるので、「ふくろう」の神社としてPRしています。(梟=ふくろう=不苦労)だと言うことです。

参道も社務所から拝殿まで、石段も96段。上って下れば、ふくろうと言う訳です。

 

  椿茶屋(梟の土産が色々)

ここを過ぎると正面が鳥居。その前になにやら交通標識のようなものがーー見れば、両県で頑張っています。

   

    なにやら見える通行止め??                ここが県境だ!!

 鳥居を過ぎると、水掛けふくろうと言うのがある。何処が県境か?昔は水掛論だった??

 

        水掛け不苦労                 拡大した所

このふくろうに水を2回かけて、願い事を思いつつ良くなぜると願いがかなうと書いてある。おびんづる様とか同じようなものが、全国に有るものである。
そして、立派な元仁王門。ここもまた廃仏毀釈で今は神門。

    

 神門                                      狛犬

ここから階段を上ると拝殿。前の狛犬まで顔がふくろうに見える。

 

拝殿

 ゆっくりして、椿茶屋で蕎麦など食って帰り道、こっちに行ったら同だろうと行ってみたのが大間違い。車がすれ違えないような山道に入ってしまい、山をほぼ一回りしてしまった。

中々、立派な神社です。2007年には1200年祭が行われ、毎年の祭りも盛んらしい。これからが維持に大変でしょう。二つの県が苦労がないように、ふくろうにして欲しいものですね。

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