このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

恒例のりんご狩

今年(09)は常陸大子町から八溝山へ

今日は、日曜日、しかし天気はあまりよくないが女房と娘と3人で常陸大子目指して出発。里川に沿って国道349線(棚倉街道)を北上します。

そして今は、常陸太田市になった旧里見村の「さとみ生産物直売所」でトイレ休憩と 地場の野菜やお茶などを購入します。奥久慈茶として途中の旧道には茶畑が広がっています。

   

奥久慈の茶畑                             さとみ生産物直売所

この時期、なんと言う桜か?小ぶりの花が満開です。349線の反対側は広場になっていて、毎年、「案山子祭り」が行われていますが、1031日からでまだ準備中でした。

   

直売所の桜(何時もこの時期に咲く)                          山側の風景

ここから進んで、猪の鼻峠を越えていく県道があるのですが狭くカーブが多く上、対向車も多いので、さらに先の進んで、山を越える県北広域農道小生瀬と言う所に出て国道461に入ると、この一帯がりんご農家の集落です。

何時も道路の横の「追分リンゴ園」で買う事にしています。毎回、愛想の良い犬君のお出迎え。

   

何時もお出迎え                           満開の菊とりんご

   

   

色々なりんご

ここも数年前は、あまり有名でもなかったのですが、だんだん商売上手になり、観光バスなども立ち寄って、大賑わいでした。「冨士」はまだ早く、紅い「陽光」「ジョナゴールド」「清名」と薄緑の「王林」「金星」などが食べごろで、この5種類を買いました。

買ってきた5種類のりんご

 ここから、461線を進み、月居峠のトンネルを抜けると袋田の滝の横を通り、さらに進むと国道118線で、これを北上すると常陸大子町です。市街地は、久慈川を渡り西岸にありますが、今は道の駅「奥久慈だいご」などを始め大型の商店が東岸の118線沿いに出来て、旧市街はいささか寂しくなっています。

 

ここで、蒟蒻神社に行きました。ここの蒟蒻神社は、十二所神社の横に有ります。蒟蒻神社地場産品であるこんにゃくの技術改良に尽力し、こんにゃく粉の開発に成功、こんにゃく製法に革命をもたらした中島藤右衛門1745年に生誕)の偉業をたたえ、1977年山方町諸沢地区の山尊神社から分霊を迎え建立されたものです。

この粉こんにゃくにより、持ち運びが簡単になり、水戸藩の特売品として全国に広まったのです。藤右衛門はその功績で水戸藩から一代の苗字帯刀を許されたとのこと。

山方、大子、矢祭という辺りは、昔からこんにゃくの産地で、彼をたたえた神社が、矢祭町1968年建立)や旧山方町などにもあるようです。古くから、各地で「藤右衛門講」が行われ、部落で集まってその功績をたたえたとのことです。今は蒟蒻神社では、4月に蒟蒻祭りをするそうです

  

十二所神社

  

蒟蒻神社

 さて、昼も近付いたので、久慈川に沿って北上し、少し山側に入ると、フォレスパ大子と言う公園多目的温泉プールが有り、その側に「森林の温泉(もりのいでゆ)」が有ります。ここで食事をして、入湯。女どもの長湯の間、少し仮眠し休みました。

この辺りの久慈川

   

    森林の温泉                            露天風呂から久慈の山並みを見る

ここで。2:30位になり、最後も目的地の八溝山に向かいます。ここは、山頂への道路が予算の関係か、途中で中断されており、別の林道から登っていきます。

   

    途中は紅葉                          林道への入口(神社の一の鳥居)

途中は、すでに紅葉となっています。道路は狭く、日曜で時間も遅いので帰りの車が多く、結構、運転は大変でしょう。(ここは娘が運転)

しかし、山頂まで車で行けるのが良い所です。山頂の八溝神社の横には城をかたどった3階建ての展望台があり、ここからは四方が良く見えますが、生憎の天気で良く見えず残念でした。

 

山頂の八溝巌神社と展望台

展望台のすぐ横に山頂の柱が立っていました。見ると、1022m八溝山山頂とありますが、なんと福島県棚倉町とあります。そう!!山頂は福島県なのです。茨城県とばかり思っていました!! してみると茨城で一番の御山はやはり筑波山と言うことになるのでしょうか?

 

展望台から見た景色

山頂の木柱(福島県棚倉町とある)

山頂から少し下ると坂東33ヶ所霊場の一つ日輪寺です。坂東33ヶ所霊場は観音霊場として源頼朝によって発願され、源実朝が西国の霊場を模範として札所を制定したと伝えられているそうです。

日輪寺は21番札所です。茨城県では、常陸太田佐竹寺などもその一つです。

寺に向かう道でタクシー6台とすれ違いました。以前来た時にはお遍路姿の人がいましたが、やはりここまで上るのは大変なのでしょう。

     日輪寺                            本堂(歩いているのは坊さん)

本堂(沢山の千社札ーー布哇などというのもある)             横の弁天堂(えらく手入れが悪い)

帰りは、龍神大吊橋のところを通る道から帰りましたが、ここは以前狭い道であったのが殆どの部分の拡幅が済み、車も少なくて楽でした。帰って、5時過ぎ、走行距離は240kmくらいでしたが、7割がた娘の運転で楽をしました。

 

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