このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 日立の夏は過ごしやすい。家には、一応、クーラーを設置してはあるが、一度も使ったことはない。

しかし、過ごしやすいというのは、気温だけである。我が家の周りは、東は、中学校の崖、西は、電鉄線廃線路、北は、空き地である。

夏ともなれば、雑草やつたが伸び放題。夏場は、3回ほど、自分で、エンジン付の刈払機で草を刈るが、その外側は、生え放題である。

      そして、小生の嫌いな蚊軍団が、現れる。

 

それも、都会に多いアカイエカなどのように、小さな羽音で耳元にブーーんと飛んでくるような柔な奴ではない。

女房は、庭の草もとってくれというが、長袖のシャツに、麦藁帽子、首にはタオル、長靴と完全防備をしても、ズボンの上から刺すやつもいる。

  しかし、考えてみると、我々の周辺から、人間の血をすう生物は、以外に見かけなくなった。

子供の頃の常陸の田舎を振り返ってみると、次のような奴がいて、実際に、血を吸われている。

  「蚤」(のみ)—————今、人間の蚤は、見かけない。

  「虱」(しらみ)———— 最近、東南アジア方面からまた現れたらしい。

  「毛虱」———————下のほうにつく厄介な奴。

  「虻」(あぶ)—————田舎に行くと今でもいる。

  「蚋」(ぶよ)—————細かい奴で、子供の頃、よく刺された。農薬で減少。

  「?」(ダニ)—————山に行くと取り付かれる、放っておくと小豆大になる。

  「家?」(イエダニ)——細かい奴で、刺すというよりも、アレルギーの元になる。

  「蛭」(ひる)—————田んぼなどで吸い付かれた。農薬のせいか見かけない。

 

さて、とは何かをインターネットで調べると「キンチョー」の中央研究所とか、色色な所の情報がある。

  「蚊」(か)——節足動物門—昆虫網—双?目—直縫亜目—蚊科 

 

蚊科   オオカ亜種——————オオカ属(100種弱)

                  ハマダラカ亜種————ハマダラカ属(400種弱)

                  イエカ亜種——————イエカ属ほか(2700種弱)

刺す奴は、ハマダラカ、イエカなどで、2,500種位、このうち、病原菌を媒介するのは、300種位だそうだ。

 そして、ご承知のように、血を吸うのは、メスと決まっている。産卵に必要な蛋白質補う為だそうである。

小生が刺される奴は、「アカイエカ」(都市部に多い)「チカイエカ」(ビルなどにいる)

などよりは、「ヒトズジシマカ」(昼間から出てくる、小さくて痒い)「オオクロヤブカ」

(これぞやぶ蚊というべき、大型の奴)「コガタハマダラカ」(これも昼間から出る)などである。


       

    アカイエカ                        ヒトスジシマカ

 

    オオクロヤブカ

一番多いのは、「ヒトスジシマカ」というやつで、「アカイエカ」のように一箇所でじっくり飛べなくなるほど血を吸うなどということなく、あちこちを刺すので、一匹いるとそこらじゅう刺される。

 さらに、蚊という奴は、病原体を媒介するが、よく知られている、マラリア、日本脳炎、デング熱、などに加え、最近は西ナイル熱というのが現れ、北米まで広がっている。日本でも、患者が出たとか。

 さて、刺されやすいのは、どういう人かというと、炭酸ガスに惹かれてきて、近くに来ると、汗などの乳酸分に反応するといわれている。

体温が高く、新陳代謝が多い時、たとえば、酒を飲んでいるときなどはさされやすいというのは確かな様である。

しかし、血液型で言うと、O型が一番刺されやすく、A型は一番さされにくいというのはうそである。女房はO型、小生はA型で、先に刺されるの決まって小生。

 

「世の中にかほどうるさきものはなし、ぶんぶ(文武)といいて夜も眠れず」という狂歌もある。

 小生も、(カ)といわれた時代、そう思っていた人も多かったのではないだろうカ?

  (勤務先、独特の人名の略号)

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