このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

京急・京成・都営浅草線の将来展望①

2006年12月10日、ダイヤ改正が実施された。今回のダイヤ改正の目玉は、スカイライナーの船橋停車・京成線内での快特新設。が上げられる。
ことし、京急は蒲田の連続立体化工事・京成線は成田高速鉄道にメドが就いたということもある。京急・京成・都営浅草線のダイヤの未来展望を予想してみようと思う。

京急は産みの苦しみか?
京急と他路線との比較(昼)
路線横浜〜品川までの所要時間間の停車駅数料金
JR東海道線普通18分1駅(川崎)280円
京浜急行快特19分2駅(京急川崎・京急蒲田)290円
JR横須賀線普通20分2駅(向河原・西大井)280円

日中も東海道線に抜かされてしまったことになる
これが朝ラッシュになると…
京急と他路線との比較(朝)
路線横浜〜品川までの所要時間間の停車駅数料金
JR東海道線普通20/td>1駅(川崎)280円
JR横須賀線普通21分2駅(向河原・西大井)280円
京浜急行快特25分2駅(京急川崎・京急蒲田)290円
JR京浜東北線普通30分7駅(多すぎるので書かないw)280円

といった具合なるになる。
7駅もとまる京浜東北線と時間が5分しか変わらない…
これは、近年稀に見るゆとりダイヤの導入ではないか?これは果たして蒲田の高架化の影響だけなのであろうか?
京急は抜本的なダイヤ改革をするのでは?

京急のとる方向その①〜羽田大優遇ダイヤ〜
これが、もっとも考えられる方向である。蒲田高架化が完成すれば、一気に品川からの列車の増発。横浜方面ももちろん増発。さらに国際ターミナル の開業でこれからもっともっと過熱する羽田需要に対応すべく空港線直通列車の充実。

こうなればポイントは

  • 普通の所要時間の増加
  • 急行の今後
  • 都営車・京成車のダイヤ
    などがあげられる

    京急のとる方向その②〜横浜・品川間のスピードアップ
    次に考えられるのは今回のダイヤで冷遇されている(?)横浜・品川間のスピードアップだ。蒲田高架化の内容をもう一度確認してみると、 蒲田はどうやらと緩急接続が出来るようにするらしい。かなりいびつなホームだが…
    こうなればポイントは

  • 緩急接続
  • 普通車の所要時間の増加
  • 快特の130km/h運転
  • 快特付属編成の必要性
    などが考えられる。もっともこうなるのは2010年代の話だろうが…

    成田高速鉄道の影響
    印旛日本医大前という行き先があるのはご存知だろうか?
    実はこの駅がある北総線はただのローカル線と言ってもいいくらい何もない。
    しかし、ここは未来の成田輸送を担う最重要路線である事はあまり知られていない。なのでまずは、路線概要の説明からしていこう。
    成田高速鉄道の概要
    成田高速鉄道とは成田空港と都心を30分台(36分)で結ぶため、最高時速160kmで車両を走らせる成田新高速鉄道線で、平成22年度開業に向けて整備している路線だ。
    整備区間は次の通り

  • 改良区間
    改良区間では、列車が最高時速130km/hで運転が可能になるように軌道を改良したり、追い抜き施設を造る区間である。該当区間:北総線全線・千葉ニュータウン線
  • 新設区間
    新設区間では、列車が最高時速160km/hで運転が可能な路線を新設する区間である。該当区間:成田高速鉄道アクセス線(印旛日本医大駅〜成田NT北駅)・成田高速鉄道線(成田NT北駅〜成田空港駅)
    ということになっている。これができることによってポイントは
  • 羽田〜成田の空港間連絡路線の速達化(浅草線がどのくらいネックになるのか・エアポート快特の増発問題)
  • スカイライナーの新型車・ダイヤ
  • 京成線のダイヤ(八幡・船橋・津田沼・佐倉から都心へのアクセスなど)
  • 京成線に多く残るまだまだ現役磁界チョッパ車の問題。

    そうじて双方がスピードアップすると、弊害として浅草線内のダイヤが、アクロバティックになるのではないだろうかw。また待避線がないので、浅草線内に列車が飽和する現象が起こるかもしれない。浅草線内のダイヤが今後一番のネックになってしまうのではないのか?という風に私は思う。

    ②では実際にダイヤについて考えていきたい。
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