豊郷小学校旧校舎探訪
Toyosato elementary school

-その1-

豊郷小学校旧校舎は古川鉄次郎ふるかわてつじろう氏がウィリアム・メレルウォーリズ設計の校舎を私財およそ６０万円（当時の滋賀県予算の4割弱）かけて建設、町に寄贈。校舎内の備品もすべて古川鉄次郎氏の寄贈品。

現在では豊郷町民の憩いの場、また、アニメ「 けいおん！ （リンク先はWikipedia）」の聖地（なお、京都アニメーション・TBS側は否定している）として、
全国・海外からけいおん！ファンや建築ファンが集まる場所となっている。
豊郷町商工会ではこれを町おこしにつなげるために、「けいおんで町おこし実行委員会」を設立し、けいおんカフェなどを運営している。

さて、皆さんは豊郷小学校と聞いて何を思い浮かべますか？多分、半分以上の人が豊郷小学校旧校舎解体問題だと思います。

豊郷小学校は建築当時、東洋一の学校と呼ばれ、建築当時考えられるすべての設備（校内電話、プール、スチーム暖房など）をそなえたほかに類を見ない学校でした。
豊郷小学校旧校舎解体問題は大野和三郎おおのわさぶろう元豊郷町長によって1999年〜2004年にかけてに引き起こされ、一時は全国的な問題となりました。

２００２年の卒業式は何とか講堂で行なわれたものの、そのときには工事業者が校地内に自分らの作業小屋を建てており旧校舎には立ち入ることすらできなくなっていた。
解体差し止めの略式命令が出たにもかかわらず、大野和三郎氏は解体工事を強行（大野「解体工事は粛々と行ってまいりたい」）。

また、全国放送で工事業者が解体を止めようとした町民を跳ね飛ばして、床にたたきつけ、ＴＶカメラが見ている前で窓ガラス数枚を割ったシーンは
今でも忘れられない人が多いと思います。豊郷町民は大野町長を皮肉る歌を作り、中仙道を行進、校地内に立てこもり、工事を遅らせようとした。
また、下のニュースが放送される前日に、大津地方裁判所は、解体工事中止の仮処分命令を出していたが、無視し、解体工事を強行。
その結果、工事業者が解体を止めようとした町民を跳ね飛ばして、床にたたきつけるという事件が起こってしまいました。

そのときの動画が↓です。（ニコニコ動画のほうが削除されたのでYouTubeより）

※コメントは消してご覧ください。

その後、大野和三郎元町長と、工事業者は書類送検。豊郷町の知名度は残念な方面で全国区へ。（現在はけいおん！で全国区へ。）
この日から大野和三郎元豊郷町長の評判はガタ落ちしました。その後、大野和三郎（元）町長は滋賀県議員選挙に立候補はしたが、大差を付けられ、落選している。
（現在は滋賀県議会議員。）

この問題は一応2005年に解決はしたものの、いまだに大野和三郎元豊郷町長に不満や怒りを覚えている町民が少なからずいます（？）
この問題は忘れてはいけないことだと思います。そこで、このいまいましい事件を忘れないため、そして、風化させないため、
また、全国・世界各国の方々がこの旧校舎群を訪れてもらえるように・・・。そういう願いを込めて製作したのがこのページです。

では、ここで豊郷小学校の歴史を見てみましょう。

豊郷小学校の創立は明治６年５月１日。旧校舎は昭和１２年５月３０日に古川鉄冶郎氏が寄贈している。
現在の校舎は２００４年３月に完成しており、仮設校舎時代は約２年。

以下、豊郷町ホームページより。

では、豊郷小学校旧校舎の今現在の様子を見てみましょう。
※ココから先は「フレーム対応ブラウザ」でご覧ください。

次へ（ＮＥＸＴ）
新しいウィンドウで開きます。