(2005年2月9日(水)撮影)
女満別空港に到着した今回のメイトの団体は33人と大勢。一同はガイドおよび添乗員に連れられて、11:00網走港発の流氷砕氷船おーろら号に間に合うべく、観光バスで網走港に向かいます。
女満別空港 | 10:10 | —— | (北紋バス) | —→ | 10:50 | 網走港 |
流氷とは遠くロシアと中国の国境を流れるアムール川の真水が、オホーツク海に流れこんで その塩分が薄くなったところに冷たいシベリア風が吹きつけてできる氷。それがどんどん大海原を南下して毎年1〜2月に北海道のオホーツク沿岸にたどりつき、 そこで氷の大平原を作るのです。この時期、衛星から撮った北海道の写真は、オホーツク海が真っ白になっているらしいです。
温暖化で流氷の厚さは20年前の半分になっているそうで、もっと地球温暖化してしまうと流氷も北海道にやってこないかもしれません。
流氷砕氷船おーろら号は網走港から出ている、流氷を観光するための船です。
船の中はいくつかの階に別れています。いちばん上は、流氷の全体や知床の山を見るのに適しています。真ん中は、室内からも流氷観測ができるようになっているところが多いので、悪天候の時などにはいいかと思います。ただ、ガラス越しになります。流氷に一番近いので、船の真横の流氷がよく見えて、迫力がありました。船に乗っている時間は、1時間ほどなので一番下で流氷を間近に眺めてから、後で移動するのもよいでしょう。
11:00に網走港を出港します。沿岸にぎっしり流氷が漂着しているわけではなく、防波堤で流氷はブロックされています。従って、防波堤に近づくにつれて一面の流氷が近づいてきます。 |
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流氷をバックに。 |
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双眼鏡があると、運が良ければ、流氷の上で遊んでいるアザラシや、飛んでいくワシの姿を見ることもできるようですが、今回はオオワシとアザラシが肉眼で確認できただけで、双眼鏡は役立たずでした。 | |
カモメが船を追っては流氷に降りるという
パターンを繰り返します。 |
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流氷船は、網走港のほかにも、紋別からも出ています。こちらの方は、ガリンコ号という名前です。団体ツアーのコースには網走港おーろらの方が多いようなので、紋別の方が空いているかもしれません(未確認)。
流氷は人によって、ただの氷だったからたいしたことなかったと言うようですが、私は、日本では北海道でしか見れない冬の風物詩、はるばる遠くからやってきた流氷に接して、感動しました。海一面が真っ白でしたもの。それから、よく観光客が流氷の上に乗って写真を撮っていますが、これはとても危ないそうです。北海道では時折、エゾシカなどが流氷の上に乗ったまま流されてしまうことがあるそうです。