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 作家の岡田晴恵氏は、新型インフルエンザパンデミックの危機を数年前から叫んでいた人物です。






 こんなに出版しているということがびっくりです。

 さて、作家の岡田晴恵氏は新型インフルエンザパンデミックを数年前から叫び、マスコミ、地方自治体に売り込みをかけてまでその危機を伝えてきたというこれまでの功績はたたえます。しかし、。

 作家の岡田晴恵氏の主張が世間で受け入れられやすい理由を考えて見ました。
1.危機を煽り、人々を不安にさせるという点で、テレビに取り上げられやすい
2.国立感染症研究所研究員という肩書き
3.厚生労働省の政策を批判している


 このうち、特に2番の国立感染症研究所研究員という肩書きは、とても大きいと思われます。一般人は、「国立感染症研究所研究員の岡田晴恵氏が言っていることなんだから正しいんだ。」と思うでしょう。作家の岡田晴恵氏が言っていることというイメージよりよいでしょう。

 これからの日本に必要なのは、リスクコミュニケーションです。すなわち、正しい知識を包み隠さず国民に情報公開し、国民的議論を踏まえて政策を決定していくことです。

 この、

 例えば、作家である岡田晴恵氏は新型インフルエンザは空気感染するとはっきりと明記しています。これは言いすぎです。インフルエンザウイルスは飛沫感染がメインで、空気感染は可能性が考えられる程度です。電車の中や、個室内など、循環した空気が漂っている特殊な状況での感染まで空気感染と言っていたら、もう感染様式を区別する意味がありません。

 。

 しかし、マスコミはその構図に飛びつきます。視聴率優先主義です。
「国立感染症研究所」vs「厚生労働省」

 作家である岡田晴恵氏の効と罪、賛否両論ありますが、自治体の皆様、国民の皆様、内容をよく吟味して対応してください。

(注:国立感染症研究所は2009年4月時点で退職している)

(参考)
岡田晴恵氏の効と罪(3)
http://newinfluenza.blog62.fc2.com/blog-entry-566.html

確かにちょっと… 私も「空気感染」は少し勇み足な気がします。 でもたぶん上司の岡部先生や田代先生も目を通してるはず… 他には何かありますか? 私的には、彼女がこの仕事を自分の使命だととらえていることが気になります。使命感のある人は、なにかとやりすぎてしまうので。 [ 2008/08/03 01:03 ] ふるふる [ 編集 ] 次は、H5N1型猛毒インフルエンザ完全対策ブック 次の著書は、H5N1型猛毒インフルエンザ完全対策ブック 著者/訳者名 岡田晴恵/著 出版社名 朝日新聞出版 (ISBN:978-4-02-250453-1) 発売予定日 2008年09月19日 予定価格 1,260円(税込) http://books.yahoo.co.jp/book_detail/r0345810 http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/R0345810 http://www.bk1.jp/product/03007039 [ 2008/08/04 21:52 ] taka [ 編集 ] 空気感染について 確かに空気感染の可能性はまだ分かりません。 岡田氏の弁護をするわけではないですが・・・少し注釈を。 飛沫感染は咳やくしゃみで飛んだ飛沫を吸い込むことで起こりますが、 飛沫核感染というものもあります。 【飛沫核感染=空気感染】と捉えることも可能です。 英語ではairborneと言い、定義は5μ以下の飛沫核による感染を含んでいます。 [ 2008/08/05 09:38 ] naosuke [ 編集 ] 上司の田代先生はともかく、それ以外の岡部先生をはじめ感染症研究所の先生方が全面支持とは思えません。 [ 2008/08/05 09:42 ] GZS [ 編集 ] 「空気感染」は、するみたい… 定義を調べましたら、 ①飛沫感染 : 5μm以上の飛沫によって患者の周囲1〜2m内に留まる ②空気感染 : 5μm以下の飛沫核によって長期間空中に漂い遠方まで達する ということなので、インフルエンザは空気感染となります。 手元の本を読み返したら、インフルエンザを50年診療・研究してきた加地正郎先生の著書『インフルエンザの世紀』p122に「インフルエンザは飛沫感染でありまた空気感染でもある」と書いていありました。 でも、屋外はょっと大げさかな… [ 2008/08/05 23:23 ] ふるふる [ 編集 ] この人、インフルエンザ担当の第1室じゃなくて第3室、つまり麻疹の担当なんだよね。インフルエンザの専門家でもないのに専門家っぽく振る舞ってて良い迷惑ですよ。 [ 2008/08/07 10:57 ] - [ 編集 ] 煽り過ぎているようにしか思えません。 友人からネットの世界では大きく取り沙汰されていると聞かされ、新型インフルエンザの資料(岡田晴恵氏著書を含む)が送られてきました。内容を少し読みましたが、胡散臭く感じました。しかし友人は信じきっており、一族全員がその日のために準備しています。誰か本当の専門家がこういう人達のためにきちんと説明するべきです。これから起こりうる事実を書いてあるのかもしれませんが、あの本は煽り過ぎているようにしか思えません。 [ 2008/08/24 19:44 ] - [ 編集 ] 煽りであるとか専門領域でないなどの問題は別にして、パンデミックの発生の可能性が存在することと、もし感染すれば非常に高い確率で死に至るということだけは間違えない事実ですよね?そうした事実を前に、もはや煽り云々といった話は問題でないような気がしますが・・・ [ 2008/11/02 04:50 ] - [ 編集 ] 確かに、一つ一つ分解して考えれば「正しい」でしょう。 つまり、 ①パンデミックの発生の可能性が存在すること ②感染すれば非常に高い確率で死に至るということ これらは、それぞれ「事実」です。 ただし、①は「いつかは」、②は「H5N1が鳥→人感染した場合」、という条件付きですが。 注意しなければいけないのは、この①と②は同時に起こるものではないということです。 いくら新型であろうと「インフルエンザ」である限り、感染様式は普通のインフルエンザと同じですから、感染した人がある程度元気で動き回れない限り、短時間かつ広範囲に感染を拡大させることはできません。 つまり、非常に高い確率で死ぬような「インフルエンザ」であれば、感染した人は重症化してとても動き回れはしませんから、感染する相手も限定的でパンデミックにはならない。言い換えれば、パンデミックになるような「新型」ならば、症状は軽いものになるはずだということです。(このことは、WHOの西太平洋地域事務局長の尾身茂先生も講演で仰っていました) ましてや、H5N1が新型になるか否かなど、誰にも断言できないのです。 岡田氏の最大の「罪」は、この①と②をさも同時に起こる現象であるかのように、さらにはH5N1が新型になることが確定的であるかのように繰り返し吹聴して、世間に過剰な不安を与え、政府や自治体(ひいては国民)や医療現場の対策の方向性を誤らせてしまったことにあります。 これこそが「煽りすぎ」と言われる所以なのです。 [ 2008/11/03 01:56 ] 4423 [ 編集 ] 確かに自然現象と捉えるなら 発生する可能性は低いかもしれませんが、H5N1の変異や拡散に人為的な操作が加わるととしたら?大変危険だと思います! [ 2009/01/20 15:10 ] Pockey [ 編集 ] 個人攻撃する理由は知りませんが…… どの本にそう書いてあったのか知りませんが、 「空気感染する」と言ってるのではなく、満員電車のような 密室空間だと、空気感染に近い形で拡がることも考えられる、という 話が書いてあったように記憶してますが、いかがでしょう? 新型インフルエンザの研究に関しては世界有数の研究者である 田代氏のもと、 岡田女史は、その危険性を訴え続けてきた。 厚労省の役人、地方自治体、企業、学校、国会議員などなど。 そして、誰にでもわかりやすい本も出して、 なんとか、世論を盛り上げて国の対策を推し進めるために 奔走されていたと思います。 数年前まで国の行動計画はほとんどナシに等しかった。 既存の知識のみにあぐらをかいた他の専門家は、 鳥インフルエンザに人が感染するなんてことは あり得ないと言っていた。 そんな専門家が、今やしたり顔で新型インフルエンザの恐怖を 語っていることのほうがよっぽど罪だと思う。 タミフルの備蓄が他国より遅れたのも、そんな 脳天気な専門家のせいだったのだろうし。 ゼロに等しかった国の対策をここまで推し進め、 いざというときにパニックにならないように国民に 新型インフルエンザのことを知らしめてくれた功労者は、 いったい誰なのか、考えれば、自ずと 答えは出るのではないでしょうか? 不安を煽っているんじゃなく、 常に最悪を想定した準備を推し進め、 冷静に対処できるように訴え続けてきたんだから、 罪なんてないんじゃないでしょうか? [ 2009/05/05 18:41 ] - [ 編集 ] いいんじゃない? 私は彼女の話はそれなりに評価できると思いますよ。 何よりわかり易いし、話が入ってきやすい。一般人に啓蒙するにはこの点がまず大事です。 インフルエンザ大家の先生方にはご不満でしょうが、素人や主婦向けにはとてもわかりやすい説明です。だからといって煽ってる感じもないし、こういうポジションの人は必要だと思います。 専門科同士で話すのと、また違う伝え方が必要です。偉い先生のお話は一般人にはスッと入ってこないので聞き流してしまい、部分的に吸収してしまうので、この方が誤解されて解釈されやすく、やっかいです。 私もかつてお砂場ママさん仲間となったことがありますが、診療室で説明する時との違いに愕然としたことがあります。正しく伝えているのに、ママたちにインパクトがあったところが誇張されて伝わるのです。 例えば、空気感染であろうと飛沫感染であろうと、接触感染ではないということを伝えることが大事なことなのです。飛沫感染であって空気感染じゃないって言っても、専門的に学ぼうと思ってない人じゃないと、あなたの意図するところは伝わりませんよ。 [ 2009/05/11 07:37 ] pitt. [ 編集 ] 岡田も押谷仁教授も煽り過ぎ・騒ぎ過ぎだよ。今回の新型インフルエンザで推計では、既に日本人千人が感染。しかし、死者はゼロなんだから。 [ 2009/06/12 10:26 ] 院長 [ 編集 ] >岡田も押谷仁教授も煽り過ぎ・騒ぎ過ぎだよ。今回の新型インフルエンザで推計では、既に日本人千人が感染。しかし、死者はゼロなんだから。 徐々に死者が増え始めたな。まだまだこれからだよ。 [ 2009/09/11 10:46 ] - [ 編集 ] 備えは重要 煽ってない、備えが必要と言っているだけ。 H5N1がヒト→ヒト感染を起こすようになった時点で、すでに弱毒化している可能性はあるが、別に根拠があるわけじゃなく、高病原性のままパンデミックを起こす可能性だってあるわけだから、最悪の事態を想定して備えをするのは当然。 いたずらに不安を煽っているわけではない。 情報を隠していざというときに寝耳に水だからパニックになる。 最悪こういう事態になり得る、ということを周知、覚悟させることがパニック予防の第1だと思うが。 厚労省の役人はおそらく自分さえワクチンやタミフルが使えれば国民が何百万人死んでもいいと思ってるんじゃないかね。 それくらいいい加減な対策しか立ててない。 厚労省に重い腰を上げさせるには岡田くらい言っても全然言い過ぎとは思わない。 うがい・手洗い、咳エチケットが大切だとしても、それだけで「最悪の事態は絶対避けられる」というのは言い過ぎ。 [ 2009/10/06 13:24 ] tanashin [ 編集 ]

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