このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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鉄道絵本
『鉄道』を題材とした、あるいは『鉄道』が出てくる絵本の紹介です。
汽車や電車の写真中心の絵本は、それこそ数限りなくありますので、
基本的に創作絵本を中心に、といきたいところですが、
写真中心の絵本でも少し異色(?)と思われるモノも紹介しようと思います。
『きかんしゃ やえもん』 文・阿川弘之 絵・岡部冬彦 岩波書店
これはあまりにも有名な作品。
やえもんは、長年働いてきた年老いた蒸気機関車。
ある日、駅で休んでいたやえもんは、電気機関車やディーゼル機関車に馬鹿にされ、腹を立てます。
怒りのあまり我を忘れ、煙突から吐き出した火の粉が元で火事を起こしてしまい、
みんなカンカンになってやえもんを壊してしまえと言い出します。
あわやくず鉄にされる運命にあったやえもんは、古い貴重な機関車として博物館に引き取られ、
静かに余生を送るのでした。
自分は、小学校の国語の教科書で読んだ記憶があります。
ちなみに『やえもん』のモデルになった蒸気機関車は、
1872年に新橋ー横浜間を日本の鉄道として最初に走った、
1号機関車(交通博物館に保存)といわれています。
なお、作者のひとり岡部冬彦氏は、2005年5月16日に82歳で逝去されました。
ここに謹んでご冥福をお祈りします。
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