このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

旅行書・紀行文

『旅行・紀行』等を扱った書籍の紹介です。
『旅行・紀行』というにはいささか『?』という本もありますが、
あくまでも個人的主観に基づく分類と言う事で、どうぞご容赦下さい。

『おやこでチャレンジ20,000km』 角馨・角雅明 弘済出版社

耳の不自由な息子に出来るだけたくさんのものを見せてやりたい、
との思いで、親子で始めた『いい旅チャレンジ20000㎞』。
父親の文章と息子の文章が効果的に配置されており、
わずか5ヶ月の間に、逞しく成長した息子の姿が克明に描かれています。
著書内の言葉に有る通り、人生への『いい日旅立ち』物語です。


『乗った降りたJR四六〇〇駅』 横見浩彦 新人物往来社

世の中に、『鉄道線全線踏破』を目指す人は数あれど、
『鉄道全駅下車』を目指す人は皆無に近いのではないでしょうか。
この本の著者こそ、その『皆無』を破った人なのです。
JR線だけとは言え、その駅数は4600駅余り。その全ての駅で下車すると言う事は、
単純に端から端まで列車に乗っていれば良い踏破とは異なり、想像を絶する事なのです。
しかも、如何に効果的に効率的に下車駅を稼いでいくか、頭脳プレイも要求される訳ですし、
加えて、下車駅の駅舎や構内配線図の略図も全て記録したと言う事ですから、頭が下がる思いです。
足かけ3年に渡るの激闘の記録が、この本の中にあります。


『地図で歩く路面電車の街』 今尾恵介 けやき出版

フリーハンド地図の製作者として活躍するかたわら、
地図に関する執筆書の多い著者ですが、これはその中の一冊です。
内容は三部構成になっており、第1章では地図を片手に実際に乗り歩いた路面電車について、
第2章では乗り歩けなかった路面電車について、資料をもとに紹介。
そして第3章では廃止されてしまった路面電車について紹介しています。
それぞれの路線について、手書きの路線図が掲載されており、そちらも一見の価値があります。


『日本鉄道旅行地図帳』
 監修・今尾恵介 新潮社

昨今の鉄道ブームに乗って、週刊鉄道雑誌が続々と出版される様になりました。
各社特典などに趣向を凝らして読者を獲得しようとする中、右肩上がりに売り上げを伸ばしたのがこのシリーズです。
日本全国を12のブロックに分け、現在の路線図はもちろん、廃止された鉄道の路線図、更には現存、廃止を問わず、鉄道会社の資料を全掲載。
増結と称して『日本鉄道旅行地図帳 乗りつぶしノート』も発行されました。
出版社表記をサボにしたり、次回予告を駅名表にしたりと、デザイン的にも唸るものがあります。
廃止された路線も掲載されているので、乗った後に廃止された路線も記入することが出来ます。
更に、台湾や満州、樺太の路線図を掲載した本も出ましたが買いそびれてしまいました。アマゾンでも叩きますか。


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