このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

雑学書

『鉄道についての雑学』を扱った書籍の紹介です。とは言え、ひと言で『雑学』と言っても多岐に渡りますので、一括りには出来ないのですが、その辺りはどうかご容赦を

『時刻表ファン1000万人の“発見”』 グッたいむ研究会編 JTB

JTBから毎月刊行されているJTB時刻表、その欄外に掲載されている読者投稿欄が『グッたいむ』です。
鉄道に関する豆知識から、旅に役立つ情報まで。数字ばかりの時刻表にあって、ちょっとひと息つけます。
ちなみに、『グッたいむ』のスタートは1989年7月。投稿常連さんも多数居られます。


『阪神電鉄物語 球団経営に成功した鉄道会社』 岡田久雄 JTB

2003年9月15日、闘将星野仙一監督率いる阪神タイガースは、実に18年ぶりのセントラルリーグ制覇を遂げました。

元々この本は、鉄道会社と球団経営、というテーマで企画されていたそうです。
日本プロ野球の発展に関わった鉄道会社とその衰退について、という壮大なテーマでした。
企画が立ち上がったのが2003年の3月頃。
偶然とは言え、その年のタイガースの快進撃に乗っかる形で、
内容を阪神電鉄とタイガースに絞った形でまとめられました。
かつて隆盛を誇った鉄道会社系球団が次々に消滅していく中で、
唯一といえるほど人気を維持し、球団経営にも成功した阪神タイガースと、
その親会社阪神電鉄の双方にスポットを当てた、異色の本です。

この本が出版された翌年、大阪近鉄バファローズはオリックスブルーウェーブとの合併を決定。
由緒ある鉄道会社系球団が、またひとつ消滅しました。
かたや、西武ライオンズも、オーナー絡みの不祥事もあって、身売りの危機にあると聞きます。
寂しい限りの鉄道会社系球団の希望として、阪神タイガースの更なる奮闘を祈りたいものです。


『おもしろくてためになる 日本の鉄道雑学事典』 南正時 日本実業出版社

南正時氏と言えば、『ケイブンシャの大百科シリーズ』等で鉄道写真家として名前を拝見した記憶がありますが、
鉄道関係の執筆書も多数有ります。この本は、その執筆書中の一冊です。
雑学というものは、分類が出来ないから雑学なのであって、それこそ書く人の数だけ存在するのであります。
南正時氏なりの雑学は、列車や、駅、切符、歴史など10のテーマ別に書かれています。
中でも面白いのはフーテンの寅さんと鉄道の意外な関係。
『寅さんは鉄ちゃんだったのか!?』と思わせる様な内容に突っ込んでいますよ。


『通勤電車を楽しむ本 上り編』 新雑学研究会編 コスモ出版

タイトルからすれば、『鉄道雑学書』という雰囲気丸出しなのですが、
中身は日常生活における雑学がメインになっていて、
鉄道書、と構えて読むと拍子抜けしてしまうかも知れません。
通勤電車で読む雑学書、という見方が正解かも知れませんね。
もちろん、数は少ないですが鉄道関係の雑学も有ります。

なお、『〜上り編』というからには、『〜下り編』も有るはずですが、
我が家には蔵書されて居らず、ご紹介出来ないのが残念です。


『鉄チャンでいこう』 江頭剛 小学館

『take a A train! 〜A列車で行こう〜』というジャズがあったと思いますが、
タイトルはまさしくそのパロディーです。
様々な鉄道趣味の分類から用語、行動まで。
鉄道ファン〜鉄チャン〜の生態を事細かく解説してくれる、そんな本です。
どちらかと言えば、行動解説に重きを置いている感があります。
鉄チャンではない人はもちろん、鉄チャンが読んでも思わず笑ってしまったり、納得させられたり。
他山の石としても活用出来る事うけあいです。


『鉄道なるほど雑学事典』 川島令三 PHP研究所

川島令三氏と言えば、学術的な書物を多く書いているのイメージが強いのですが、雑学書も書いています。
著者曰く、余り知られていないようなネタを取り上げ、
隠れマニアにも楽しんで貰える内容になっているそうです。


『鉄道なるほど雑学事典2』 川島令三 PHP研究所

川島令三氏の雑学書第二弾。
前回に続き、マニアにも知られていないようなネタを取り上げているそうです。
でも、読み込んでいくうちに細かい間違いがいくつか…。
初版発行が1999年で、その後に実現した事項、たとえば九州新幹線の軌間や平行在来線の第三セクター化など。
ある程度は仕方ないことなのかも知れませんが。


『鉄道地図と歴史を楽しむ本』 所澤秀樹 KKベストセラーズ

鉄道地図、いわゆる路線図を見て、不思議に思う事はいくつもあると思います。
何故そんな路線になっているのか、その歴史を紐解いていくと、意外な歴史が見えてくるのです。
ただ単に『歴史』というだけでは、まず話題にならない鉄道史を、細かく解説しているのがこの本です。
意外な歴史に驚く事は間違いなしです。


『時刻表の楽しい読み方』 博学こだわり倶楽部 河出書房新社

時刻表を読む、と言うと、どう思われるか解りませんが、
まぁ、普通は『読む』モノでない事は、世間一般の認識でしょうか。
ここ数年、『時刻表検定』のお陰か、『時刻表を読む』事もようやく市民権を得てきた様に思えますが、
ともあれ、時刻表を『楽しく読む』ための参考となるのがこの本です。
この本と時刻表を片手に、机上旅行するのも楽しいですよ。
もちろん、実際の旅行においても、役に立つ情報が沢山詰まっています。


『地下鉄の本』 PHP研究所編 PHP研究所

今や、都市交通で無くてはならない存在である地下鉄。
その歴史や意外に知られていない事柄が取り上げられています。
帯に書かれている通り、乗る前に読めば、『地下鉄』や『街』が一層楽しくなります。


『大東京地下鉄のりこなしバイブル』 行宗蒼一 KKロングセラーズ

元NHKアナウンサーからフリーに転じた著者は、
仕事の傍ら、東京の地下鉄をより便利に利用するべく、
自らを『アングラ・ちかユキちゃん』と名乗り、その研究に研究を重ねてきました。
その決勝とも言えるのが、皆さんが一度は目にした事があろう『TOKYO METRO ACCESS』という携帯路線図なのです。
ただこの路線図、使い方が一切書かれていない。
そこで、その使用方法をクイズ形式でもって解説していこう、と言うのが本書の狙いです。
巻末には、著者考案のゲームも付いていて、遊びながら地下鉄をマスターできます。


『JRのこわい話』 西本裕隆/所澤秀樹 ワニマガジン社

こわい話は、何処にでもあるモノですが、この本では、鉄道、特に国鉄やJRにまつわるこわい話を集めています。
本当にあった話ばかり、55編が収められています。
ちなみに自分、怖い話はてんでダメなので、表紙だけでギブアップ。中身は殆ど読んでいません(苦笑)。


『鉄道を読む』へ戻る


鋼鉄の鰐 もくじへ戻る
鋼鉄の鰐 ホームページ

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください