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『鰐』を洒落る。おしゃれ、ではなくて言葉遊びですね。
有名、というか、使い古された洒落は、次の様なモノでしょうか。
・わにがわになる
・こんにちワニ
他にも数多くあるとは思いますが…。
ちなみにこのふたつ、駄洒落の絵本として発行されています。
さて、ここでは英語で考えてみましょう。
2005年の春くらいまで、フジテレビ系列で放映されていた
『レジェンズ 甦る竜王伝説』というアニメがありました。
この中には、二本尻尾で直立歩行する鰐が出てきた事があります。
その放映回のタイトルは『ワニがワニしてワニとやら〜 Crocodile,Wait a While〜』でした。
さらに、その鰐が言い放った名言が、『鰐ゆう奴が鰐なんじゃ!』でした。
今考えても凄いひと言です。
で、英語での駄洒落の話に戻りましょう。
番組内では、英語がちょこちょこと出てきていて、笑いながら勉強になった(?)のですが、
番組の最後、次回予告の後に、こんな一文が流れました。
See you later,alligator!
単純に日本語に訳せば『また会おうねー、わに!』くらいの意味になるのでしょうが、
ここは英語での駄洒落、という事ですから訳はあまり意味を成しません。
英語に於いての『駄洒落』とは、すなわち『韻(いん)を踏む』という事ですが、
これは日本語に於いても同じ事だと思います。
『わにがわになる』では、『鰐』と『輪に』を引っかけている訳です。
前出の一文に於いては、『later』の『〜er』と『alligator』の『〜or』が同じ発音になります。
これが、韻を踏む、つまり、駄洒落になっているという事ですね。
と、ここまでは主観でもって書いてきたのですが、
先日、部屋の隅から出てきたポケット英和辞典にこの文章が載っていました。
曰く、別れの気軽な挨拶における会話表現で『あばよ、ワニ君』となるそうです。
しかもこれに対しては、
In a while,crocodile.
と返すんだとか。
これも直訳すれば『しばらく、ワニ君』でしょうか。
この一文に於いても、前出の一文と同様に、
『while』と『crocodile』の『〜ile』が同じ発音になっています。
つまりこれも、韻を踏んでいるという事になりますね。
ワニにはワニで返す、それも駄洒落で。
いやぁ、英会話って奥が深いですね。
あ、今気が付いた。放映回のタイトルも駄洒落になっていますね。
う〜ん、やっぱり奥が深い。
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