このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
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作例はワールド工芸の2軸客車「 ハ10 」 糸はんだを切っておきます。 はんだ付けする部分に針でペーストを付け、 切ったはんだをのせます。 ドライバーなどで押さえながらはんだごてを 当て、はんだを溶かします。 角の部分も、ペーストと はんだを溶かして角に染みこませます。 真鍮板を切ったり削ったりするには、ニッパー やヤスリも必要です。 重ねた真鍮板の側面を付けるには、はんだと ペーストをのせてからはんだごてを当てて溶か し、板のすき間に染みこませるようにします。 < ステップ > < 妻板上部 > < 車軸受け > 地味な作業ですが、1つ1つていねいに作業す れば、このように仕上がります。 車輌工作完成 | はじめてのはんだ付け 1.はんだ付けに必要な道具 ・・・・・・・・・・はんだごて・・・・・・・・・・ こて先は耐食こて先ではなく、銅のものが使いやすい。 ・・・・・・・・・・ はんだごての台・・・・・・・・・・ 安全。耐熱スポンジは水で湿らせておき、はんだごてを 使う直前にこて先をぬぐって銀色にしておく。 ・・・・・・・・・・ ヤスリ・・・・・・・・・・ こて先をスポンジでぬぐっても銀色にならない場合は、ヤスリで磨いてこて先の銅を露出させておく。はんだはこて先が黒くなってしまった部分では溶けない。銀の部分(はんだが乗っている部分)か、銅が露出している部分でないと溶けないが、こて先はしばらく放置すると、すぐ黒く酸化するため、はんだを溶かす直前に、スポンジでぬぐうか、ヤスリで磨かないと使えない。 こて先は長く使っていると、腐食して先がちびてしまいます。その時はヤスリで削って先をとがらせます。(こて先の銅はそれほど固くはないので、鉛筆を削るように円錐型に削ります。)先をとがらせておけば細かい作業がやりやすくなります。 ・・・・・・・・・・ はんだ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ペースト・・・・・・・・・・ このペーストを塗るための針(まち針など)も用意しておく ペーストを塗ってからはんだ付けすると、はんだごての熱が伝わりやすく、はんだがきれいに溶けて流れる。ただしあまりたくさん付ける必要はない。 ・・・・・・・・・・ ラジオペンチ、ピンセットなど・・・・・・・・・・ 他に精密ドライバー(マイナス)や軍手も必要 はんだ付けではやけどの危険がつきまといます。はんだ付けする部分を確実に押さえるために、ピンセットやマイナスドライバーを使い分けましょう。短時間のはんだ付けなら軍手をした手で押さえることもできます。高価な耐熱手袋もありますが、少しくらいのはんだ付けなら、軍手で充分です。 これらの工具はホームセンターで手に入ります。 ・・・・・・・・・・ カッターの刃 と かまぼこ板・・・・・・・・・・ 最後の部分で廃物利用。かまぼこ板も廃物利用
① 糸はんだを、1mm 程度に切っておく。 ② はんだ付けする部分に、針でペーストを付け、切ったはんだをのせる。 ③ ドライバーなどで押さえながら、はんだごてを当ててはんだを溶かす。完全に流れる まで当て続ける。完全に流れたらはんだごてを離してはんだが固まるまで数秒間押 さえ続ける。はんだが固まったらドライーバーを離す。 ④ 角の部分は軍手をした手で押さえながらはんだ付けする。 ⑤ ワールド工芸のキットは、折り重ねた真鍮板の側面をはんだ付けすることがあります。 この場合は、側面にはんだをのせてからはんだごてを当てて溶かし、板のすき間に 染みこませます。この時もはんだが固まるまで、ピンセットなどで押さえ続けます。
はんだ付けはプラスチックを接着するのと違い、わずかな接着部分さえあれば接合できるので、細かい作業にも適しています。某雑誌のはんだ付け特集記事では、「はんだ付けは最高の瞬間接着剤だ!」と書かれていましたが、まさにその通りです。 はんだ付けが終わった作品は、そのまま真鍮の質感を楽しむモデルとして完成でも良いのですが、普通は塗装して完成となります。塗装の前には洗浄する必要があります。洗剤(洗濯用でも食器用でもOK)を適量溶かしたお湯につけ、ブラシ(古歯ブラシ)や筆できれいに洗います。特にペーストは油なので、残っていると塗装の時に塗料がのらないため、ていねいに洗い落とす必要があります。最後は水できれいにすすいで、充分に乾燥させておきます。
プラ用塗料で塗装してもよいのですが、その場合はプライマーやサーフェイサーなどで表面処理をしてから塗らないと、塗料をはじいてうまく塗ることができません。
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