このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

御召列車画像集

ここでは1号編成使用の御召列車についてまとめてみました。
なお平成九年十月と平成十三年十月のDD51 842牽引の御召列車については私自身撮影に行けなかったので、その際の画像はありません。

平成の最初の1号編成使用の御召列車は平成八年10月24日に両毛線小山〜足利間で運転された。先頭は御召機EF58 61、ぴかぴかに磨かれていた。この運転は来日中のベルギー国王夫妻を天皇皇后両陛下が足利へのご案内をされるために運転、日章旗とベルギー両国旗がたなびいた。

平成八(1996)年10月24日、小山〜思川間にて

平成十一年には中央線で御召列車が運転。なお片道のみの運転で、画像は大月へ回送されるロクイチ+1号編成。

平成十一(1999)年4月11日、阿佐ヶ谷にて

大月から原宿宮廷ホームまでの片道で運転の御召列車。この運転ではルクセンブルク国王夫妻と天皇皇后両陛下がご乗用された。ちなみに1号編成の原宿入線は平成になってこれが初だった。

平成十一(1999)年4月11日、阿佐ヶ谷にて

東海道を下る御召列車。東京から横須賀線北鎌倉まで運転、天皇皇后両陛下は来日されていたノルウェー国王夫妻を湘南方面へのご旅行をご案内されるために1号編成にご乗用された。ロクイチには日章旗とノルウェー国旗がたなびいた。なお東京駅への入線に際して1号編成はロクイチとEF65 1106とのPPにより大崎から一旦新宿へ回送されるパターンをとった。(返しの回送も新宿経由大崎にはいった)
ちなみに東京発の御召列車は平成初、またロクイチ牽引1号編成御召列車もこの時以来運転されていない。

平成十三(2001)年3月27日、横須賀線保土ヶ谷にて

平成十四年植樹祭での御召列車。陸羽西線新庄から羽越本線酒田まで運転。先頭は平成にはいり3回目となるDD51 842が日章旗をクロスさせて牽引した。この御召列車以降1号編成による御召列車は運転されていない。

平成十四(2002)年6月2日、新庄〜枡形間にて

1号編成から窓を開けられている皇后陛下。沿線の人々や我々カメラを向けている人々にお手を振られていた。

平成十四(2002)年6月2日、新庄〜枡形間にて

酒田で運転を終えた1号編成は回送で新庄へPPで帰っていった。先頭はDE10 1760号機。

平成十四(2002)年6月2日、酒田〜北余目間にて

両毛線EF58 61+1号編成御召
EF58 61+1号編成回送
中央本線EF58 61+1号編成御召
東海道本線EF58 61+1号編成御召
陸羽西線DD51 842+1号編成御召
お手をお振りになられる皇后陛下
PP1号編成回送

ここまでは1号編成によるお召列車の画像でしたが、1号編成は残念ながら廃車となり、天皇陛下はじめ以下皇族や外国要人のためのグレードアップ車両のE655系「和(なごみ)」が製造され、E655系による初めてのお召が2008(平成20)11月12日にスペイン国王夫妻と天皇皇后両陛下を乗せ、常磐線上野→土浦で片道のみ運転された。その時の画像を↓にアップいたしました。

E655系「和」によるお召列車。E655系によるお召はこの時が初めてであった。なお画像では前から3両目が御乗用車となっていて、側面には菊の御紋章が先頭には日本とスペインの両国の国旗がたなびいた。

平成二十年(2008)11月12日、天王台〜取手間にて

最後に

1号編成と機関車(ロクイチやDD51 842など)の客車としてのお召列車は老朽化を理由に廃車に残念ではあるが廃車となった。機関車の付け替えなど非効率な運用が旅客列車からなくなったようにお召列車も同じ道をたどってしまいました。E655系のお召を撮影して、颯爽とかけていく姿はかつての1号編成のような風格がなくなったのかとも思えましたが・・・

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