このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

      同声2部合唱 千の風になって (制作…09.4.13)


 2003(H.15)年、映画「千の風になって〜天国への手紙」の主題歌です。
原詩のタイトルは“Do not stand at my grave and weep”、作者はメアリー・フライ(Mary Frye)(アメリカ)です。
 作詞…不詳(訳詞…新井 満)、 作曲…新井 満、 編曲…青山 しおり   演奏時間…4:02
合唱難易度 同声2部…3.1、 混声3部…5.1

 JASRAC作品コード… 112-0169-0
1、私のお墓の前で 泣かないでください
  そこに私はいません 眠ってなんかいません
  千の風に 千の風になって
  あの大きな空を 吹き渡っています

2、秋には光になって 畑にふりそそぐ
  冬はダイヤのように きらめく雪になる
  朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
  夜は星になって あなたを見守る

3、私のお墓の前で 泣かないでください
  そこに私はいません 死んでなんかいません
  千の風に 千の風になって
  あの大きな空を 吹き渡っています

  千の風に 千の風になって
  あの大きな空を 吹き渡っています

  あの大きな空を 吹き渡っています


   ==「千の風になって」の発祥について==

  もうご存知の方も多いかと思いますが、曲の原詩である「a thousand winds」は作者不詳の詩です。長い年月を経た今も、世界各国で話題になっており、
 米国同時多発テロの追悼式では、テロで亡くなった父親を偲び11歳の少女がこの詩を朗読し、改めて大きな反響を呼びました。
 この作者不詳の詩は、77年に映画監督、ハワード・ホークスの葬儀で俳優のジョン・ウェインが朗読したという話や、
 87年、女優マリリン・モンローの25回忌にも朗読されたという話もあります。
  言葉の発祥としては、19世紀末に米国に渡った英国人が残した詩という説や、米国先住民から伝承された詩など、諸説があります。
 そして日本では、芥川賞受賞作家として著名な新井満さんがこの「a thousand winds」と出会い、
 2001年に日本語訳詞及び作曲をして、わずか30枚の私家版を友人のために制作し発表しました。
 メロディを加え、一層心に響く音楽として誕生したのです。03年8月にこの詩が朝日新聞の天声人語で紹介されると問合せが殺到、同年11月に『千の風になって』というタイトルで詩集とシングルが発売されるに至りました。その後、様々なアーティストのカバーが登場し、その中で昨年の紅白に出演された秋川雅史さんが大きくクローズアップされました。現在では、秋川雅史さん、新井満さんはもちろんのこと、中島啓江さん、新垣勉さん、スーザン・オズボーンさん、加藤登紀子さん、また宮本隆治さん(元NHKアナウンサー・朗読バージョン)が発表。プロ、アマチュアを問わずさまざまな歌唱、演奏を合わせると全国各地で50バージョン以上の『千の風になって』が存在し、大きな風となって日本中を席巻しています。

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