このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

2008-11-09

復路編


「白煙舞う 1」

「白煙舞う 2」

「白煙舞う 3」

実際より暗く撮影してます。良い雰囲気が出せたと思うのですが・・・
データは 1/30 f8 ISO200

実際はこのくらいの明るさです。

最新の高感度対応カメラですとこのように昼間のように撮れます。
確かに綺麗ですが、魅力を感じません。「味が無い」と思えませんか?
1/200 f2.8 ISO800  (露出補正+1)

「幻想列車 1」

「幻想列車 2」

「幻想列車 3」


少し前に「今、壁に突き当たって・・・」と書きましたが、少しずつ乗り越えられそうな気がしてきました。
それは、どのように撮ったらよいのか解らなくなってしまったんです。
確かに綺麗には撮れるようにはなったと思います。でも、自分が感じていることと何か違うんですよね。
たぶん、「良く見せよう」ということばかり考えていたのだと思います。

「ギラリ」や「白煙」にターゲットを絞った場合は「減感(マイナス補正)」することで適正露出になると思いますが、暗いのに感度を上げて昼間のように写してしまうのは、カメラでは適正露出を示しますが、適正露出とは言わないのではないでしょうか?

只見線の時にも書きましたが、「自分で綺麗だと感じた場所で感じたままに撮影する。」、また、「暗いときには暗いように」これが基本だと実感しました。前から解りきっていることなのですが・・・。
今はかなり高感度機もありますから、つい、むやみに感度を上げ楽に撮影しがちです。でも、目に見えたように自分で感じたように写すことが「写真」と感じるようになりました。

その後、ある方(S氏)と知り合いになり、写真を見せていただいたことで実感しました。
実は、今日はその方と磐西をご一緒させていただきました。
S氏は今でもフイルムだけですが、実に味のある素晴らしい写真を撮られます。フイルムですから、暗いときには暗くしか写りません。でも、しっかり表現されているのです。(増感する時もあると言われてましたが・・・)
S氏は「これしかできませんから」と言われてますが、だから、試行錯誤して素晴らしい作品を生み出されているのだと思います。楽な発想で工夫しないのは、それなりのものしか出来ないのですね。
大体、流し撮りでもないのに、1/30のSSで汽車を撮影するという発想すらありませんでした。(この発想は、フイルム経験の長い友人F氏も実践してました。)私には「目から鱗」です。

やはり「作り物」では人の心は動かせませんね。「真実」だから感動を呼び、心が動かされるのでしょうね。

私もS氏のように、多くの人に感動してもらえるような写真が撮りたいです。

S氏、友人達、沿線でお会いした方々、お世話になりありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。


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