このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

山王峠 旧道                              


 2010年 4月1日 訪問                             

 とあるエープリルフールを楽しめる日に

暇だったので

西東京の自宅からカブで

ぷらーーーーーーっと行ってきました。。

 

この旧道は、東京の成木と埼玉の原市場を結ぶ県道の旧道です。

                          

ちなみに、俺の家の地図では、未だに旧道が現役です。

今回も 記 全 T樫です。  

 ・成木側(南側)

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  さて、埼玉県道221号線を原市場に向かい爆走して行くと、山頂付近で旧道への分岐が現れる。

 現在の峠は、かなり深い切り通しの峠になっている。旧道は、現在の峠より高い場所にあったが、新道建設の為に削られてしまい、峠は消滅している。

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  スーパーカブを止めて、成木側の旧道(南側)に入る。この旧道は、かなりテキトーな感じのチェーンと赤いパイロンで封鎖されている。

  もし、夜だったら見えなくて引っかかってしまい、危ないだろう・・

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  旧道に入るといい感じで、落ち葉が堆積して美しい空間が広がる。

 幅員は1.2車線くらいで、よくある険道の雰囲気だ。それにしてもガードレールの感じと、沢を標高がクリアされるまで入ってく感じが、地形にあった道で好きだ。

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  クネクネだってさ。木が絡まってて美しいですな。 埼玉近辺特有の杉の木が背景になっていて、地元の旧道を感じる。

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  上のクネクネの標識から振り返ると見える 左カーブの標識。

 やっぱ旧道に、なにかしらの標識が残っていると、現役時代を想像できて素晴らしいと思う。無論、旧標識ならもっとソソルが・・・

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  標識群を抜けると、沢の標高レベルも旧道敷きと同じになり、大きくヘアピンカーブを かまし、沢の反対側へ移動する。 よくある山道の構造だが、それが無駄がなく素晴らしい。

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  沢の上から ヘアピンカーブを望む。美しいヘアピンカーブだ。 ガードレールが、歪んだ感じが旧道らしくて素晴らしい。

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  ヘアピンカーブの途中から撮影。路肩がしっかりしてなく、地面をただ整地したみたいになっている、崖側なんて、側溝がなく、ホント県道とは思えない造りになっている。大雨が降った暁には、土砂が凄い事になりそうだが・・・

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  も〜〜なんか、地面か道路か良く分かんない状況になっている。

 道路と地面の境界も いままで見た事がない、小さく心細いデッパリが境になっている。ただ、苔が生した感じが美しい。

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  ヘアピンカーブを抜けると、待避所があった。なんといっても旧道の待避所はそそる。待避所の崖側の法面が自然のままに近く、コンクリートなどで固められてなく美しいと思う。

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  待避所を越え歩いていくと、フェンスにぶち当たる。 この先は、新道建設の為に、大胆の掘り下げられ無くなっている。 それにしても、峠までの旧道ごと無くなっていて、現在の土木技術とそれに対するお金の関係の進歩は凄いと思う。

 これで、山王峠の成木側(南側)の旧道は終了する次は、原市場側(北側)だ。

 ・原市場側(北側)

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  さて、一旦現道に戻って、原市場側から峠に向かいアプローチする。

 画像は、成木側を望んでいる。画像左(東側)に伸びているのが、お分かりのように旧道だ。カブを旧道に停めて峠に向かった。この時は気づかなかったが、エンジンのかかりが かなり悪かった。そんな標高も高くないから空気もあるしなんでだろう??と思っていたが実はガス欠寸前だったのだ。。

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  旧道と現道に狭まれた所に、地蔵的なものがあった。おそらく土台の新しさから新道建設の際に新道側を向くように移動させられたのだろう。

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  旧道に入ると、標識が迎えてくれた。あきらか左の標識の方は、支柱が錆びていて標識の角も錆び年季が入っている。なにが書かれていたのだろうか??もしくは旧標識なのか??

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  旧道を進むといい感じに杉の木が倒れていた。旧道の中では比較的綺麗な路面に倒木があるとムードが出てくる。路面右にあるガードレールの汚れと歪みも素晴らしい。

 やはり杉の植林された森を見ると、どーしても埼玉・秩父の山だと多摩に住む私にとって、直感で感じてしまう。

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  倒木を越えて振り返って撮影。また標識があった。この旧道はかなり標識が残っている。傾きかけの標識と倒木のゴチャゴチャ、そしてガードレールがよい感じに絡まりあって主張している。ただ、背景が開けているので、もったいない。

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  倒木を越えると、落石があった。あたりまえだが、現在進行形で廃道化が進んでいる。ただ、落石左の丸太は上から転がって来たのだろうか?それとも旧道の整備が、すこしだけ行われているのだろうか?ま〜そんな事はないか。

 画像右の そっぽを向いたミラーが良い〜〜

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  左にすこしカーブすると、再び杉の倒木があった。すこしずつ廃が濃くなってきた。幅員は、旧道の入り口から1.5車線を保っている。左側の法面は、崩れやすそうだが、コンクリートで固められていない。

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  倒木を越えるとヘアピンカーブが待っていた。沢を利用したヘアピンカーブやその導入部は、この旧道の成木側とちょうど左右反対で、同じ造りになっている。

 ヘアピンカーブ部は、ちょっと幅員が膨らみ離合できるような感じだ。このカーブにもカーブミラーが設置されていた。路面の苔やガードレールが素晴らしい。

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  カーブを曲がり終えると、現道に向かい直進する。画像左側の石垣とガードレールが旧道らしくて美しい。それにしても、がけ側の法面がずっと、コンクリートや石垣が無く、ネットだけでほぼ自然のままだが、現役時は危なくなかったのだろうか?

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  ついに、終点のフェンスが見えてきた。原市場側は峠前まで、ガードレールが続いていた。

 ついに、路面が凄い事になってきたが、まだ普通に歩けるレベルだ。ただ、あと5年10年後はそれなりになりそうな気がする。

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  終点。新道の切り通しで途切れてしまうが、ここから左にカーブを続けて成木側の終点と結合していた。

 この後、東村山の友達の家に行くべく、飯能経由で帰ろうとしたが、エンジンが再びなかなか かからなかった。疑問に感じ燃料タンクの表示を見たら、ほぼ無かった。しょうがなく、麓までニュートラルで下り。原市場のガソスタを探した。。

以下 記 全 T樫

完結

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