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七曲り峠 旧道


2015年 2月23日 訪問 

マウスここにおいてスクロールするのおすすめします。

なにせヤフー地図がスクロールしてしまうもので。

えっと

大学三年の春休み

細々とTOEICの勉強をしてる中

気分転換を兼ねて

高校時代の友人である和光市と久々に会い

 

訪問しました。

 

場所は東京都あきる野市と八王子市の市境

秋川の南側、サマーランドの東側に存在する。

地名は雨間や切欠と呼ばれ

今回の七曲り峠は

別名 雨間峠

とも呼ばれ、

この後少し登場するが近くには

古道の切欠峠が存在する。

 

 

↑地図の中央を南北に貫く都道176号線ね↑

 

そしてこれをズームすると

 

 

 

うわっぁぁぁぁ

めっちゃ旧道ある~~

 

見て頂ければ分かるように、滑らかにカーブする新道に絡みつくように

旧道の姿を確認することができる。

 

このようなHPを見て頂いている人なら言わずもがなだと思うが

 

 

 

黄色の県道176号線上にある信号機が山の峠部で

そこから地図、上(北)に向かって下り坂となっている。

 

旧道は信号の地点の少し北から市境のマークと共に蛇行し

新道のヘアピンカーブの中あたりで市境と旧道がバイバイし

旧道は白い道として描かれ

最後に直角のようにヘアピンするのが旧道の全景である。

 

簡単に言うと旧道は、南半分は市境で、北半分は直角に曲がる白い道である。

 

旧道の区間長のちょうど中間地点は新道とかぶっていることが

地図からうかがえた。

 

 

さて現場に向かうとしよう。

 

なお 旧道は峠(南)から麓(北)に向かって訪問した。

 

編集 全 T樫です。

 

地図にペイントすることができないので説明しづらいが

本当に名前の通り7つの曲がりがありますね。

私は見えました。

正しいかどうかしらないけど(笑)

 

ていうか

ちょっと思ったすけど

峠の山の稜線が市境じゃなくて

その峠道が市境になっているの面白いすね。

なんか切欠峠の北半分も市境になってるぽいなこれ。

 

余談 終わり

 

 はい。七曲り峠の峠付近に到着しました。地図上では信号機が設置されいるポイントです。この場所から振り返ると信号機があります。

 画像の通り旧道は右方面にカーブをしながら新道と離れていきます。画像では分かりづらいが、写真奥の方向にあきる野や福生方面の平地がだだっ広く広がっており関東平野の端にきたんだなぁ~~という感動を覚える。

 さて旧道に進入していこう!

 旧道に入るとすれ違いが難しい1.5車線の一昔前の峠道が広がる。関東平野の縁というか関東平野にでぱっている部分で峠の標高が低く平地の中にある峠道なのにも関わらず、なかなかアクロバチックな線形と雰囲気を出していく。左側の柵が歩道用の物に見えるが、これは現在旧道が歩道として開放しているからである。おそらく現役時代は東京都でそれも市街地に近いこともあって、ガードレールであっただろう。

 付近は住宅化が進んでいることから末期はなかなかの交通量であっただろう。この旧道が2003年まで現役であったことは少々驚くし、一度見てみたかった。

 うわぁ~~ いいわぁ~~

 ヘアピンカーブとがっちがっちの苔むしている石垣の法面、そして1.5車線の気持ちいい幅。たまらんすねこれ。標高のそこまで高くない市街化された付近の中でこんな、沢を渡るヘアピンカーブの石垣付旧道があったなんていわゆるギャップ萌えってやつですかね。

 それにしてもこの沢の感じとカーブいいっすね。石垣が沢を渡る前にしかなく沢を渡った後は自然感満載の法面になっているところもグット。

 そして先ほどの苔むした法面には、都道であった過去を示す遺産が残されていた。いいっすねこの苔とともに時代を語ってくれる感じ最高ですな。まぁもしかしたら歩道として開放しているので今も都道指定を受けているかもしれない。

 さぁヘアピンカーブに差し掛かろう。 ヘアピンカーブは沢を撫でる形になっている。落ち葉が溜まっていてなかなか渋い印象だ。ヘアピンカーブ部は前後より幅員が広めにとられておりTHEヘアピンカーブという形なっている。画像奥の法面がとても自然な感じを醸し出し、少し路面も苔むしてきているところが素晴らしい。

 ヘアピンカーブを抜けると先ほどとは反対側の沢の斜面に沿って下り続ける。こちら側の斜面は軒並み法面が保護されいない感じだ。安定した斜面であったのだろうか。

 奥に見えるコンクリートの構造物は新道だ。旧道が沢のでっぱりにそって撫でるように沢を渡りながら高度を落としていたが、新道は沢を橋で一漕ぎで直線的に通過してしまう。線形は素晴らしくよくなっているが、なんとなく情緒が失われた気がする。

 上の画像に地点からヘアピンカーブを振り返る。

 やさしい上りこう配と苔むした路面、奥のがっちがちの石垣の法面が良い雰囲気を出し、そして沢を撫でるように通過していることが分かるだろう。この地点にも歩道用の柵が設置されいるが現役時代は、ここにカードレールが設置さていたかは、沢が路面と同じレベルまで上がってきたこともあり微妙だ。。もしここにガードレールのような柵が設置されていなかったら印象も少し変わってくる気がする。

 そして坂を下っていくと新道にぶち当たる。画像を見て頂くとわかるが、旧道は正面に見える新道の築堤を貫いて進んでいるのだが、新道建設によって進路が右に変更されてしまっている。

 強制的に右に曲がると新道のアクセス道路のように少し高度を上げて新道と合流する。もちろん今見えている路面は旧道とは関係がないアスファルトだ。しかし、もしかしたら準旧道のような感じで新道の建設前に車を通した可能性がある。それは先ほどの沢をまたぐ橋が完成する前に、その橋に向かうための画像左につくられた築堤は旧道の真上に盛られているため、一時的に旧道を走ることができなくなる。すなわち旧道の上に築堤を建設するために一時的に道を、現在歩いているアスファルト部に託したかもしれない。

 旧道は画像左の新道の築堤の中に埋もれている。イメージとしては、先程の画像での強制的な右カーブを直線でやりすごし、新道の築堤の中で右にカーブしながら新道と並行に埋もれている感じである。

 新道と旧道が重複している地点を歩いている。画像は峠方面を向かって撮影している。新道と旧道が重複している区間であるが、もしかした新道敷きからはみ出して旧道の痕跡が残っている可能性があると思って新道が乗り出して確認してみたが、そのような痕跡は確認できなかった。

 一応ちょっと沢になっている部分が怪しく新道から進入してみたが、不法投棄は目立つものの旧道の痕跡が見つからなかった。画像奥・上に見える柵が新道の柵である。ご覧のように新道は少し築堤のようになっており自然地形より少し高い地点を通過している。

 上の画像の地点のちょっとした沢の部分にあったコンクリート構造物。これははたして旧道由来の物なのでしょうか??はたして排水溝的なものなのか、ちょっとした沢の暗渠の構造物なのでしょうか・・

 さて新道ち旧道が重複している部分に戻ると、新道は左に大きめなヘアピンカーブをかましてくる。地図でもわかるように大きなヘアピンカーブだ。もちろん画像向こうの方が下方面である。旧道はこの地点で新道のヘアピンカーブよりもえぐい半径で早々と左方向に変えてしまう。

 新道のヘアピンカーブの丁度中央付近で旧道への入り口が現れる。新道はまだヘアピンカーブの中央で進路をまだ変え切れていないが、旧道はもう180度近く回転を済ましており、画像奥の方向に直線的に進んでいる。

 上の画像の新道と旧道をつなぐ通路の所から振り返ると尾根の方向へ階段は見える。これは切欠峠とよばれる古道で今回の旧道とは関係がないので、ここでは紹介しないが歴史ある峠道である。新道建設に伴いコンクリートの階段が設置されたのだろう。

 さて、先ほどの旧道への入り口を入っていくと旧道が現れる。

 こもくたびれたアスファルトが再びあらわれた旧道の路面である。画像奥の方向など見て頂ければ分かるが、資材場のような私有地が迫ってきている。これも三多摩的な雰囲気といって良いだろう。画像右には歩道柵のような、水路柵のようなガードレールが伸びている。

 上の画像を撮影した地点から左に向いて撮影。旧道は画像を撮影した地点でヘアピンカーブとなっており、旧道は新道の法面に吸い込まれている。画像奥の方向が旧道の峠へ向かう方向である。峠へは、画像の地点で新道の法面に吸い込まれたあとは右へのカーブを続け、新道と並行になり重複区間が続く。

 旧道を進んでいく。峠を下ってきたという印象で、ひび割れたアスファルトや渋いガードレール、ちょっとした林の感じが雰囲気を盛り上げている。幅員は相変わらず狭く、左の建物・敷地と相まってなかなかかっこいい下り坂となっている。これだけの幅員の狭さにもかかわらず‘ガードレール’が設置されいるところが、幅員狭いのにちょっとした幹線道路??感があってたまらないね。。

 あ~~ いいね~~ 緑色のガードレール

 なんだか優しい気持ちになりますね。

 進んでいくと最後の右カーブが現れる。路肩が甘い感じとカーブミラー、その奥の樹木、そしてよれよれ続くガードレールがゆっくりと下っている道と相まって峠道の終わり感を出してきている。空も冬の空でなんとなく寂しげな印象ですね。

 右カーブを終えるとまもなく新道と合流する。合流する地点は少し線形が変更されており新道と直角で交わるようになっている。個人的な印象だが、この画像の新道部に設置されている茶色の街路灯があるだけでとてつもなく東京の西側の印象を受ける。東京の線形改良した歩道がある山間部近くの道は、街路灯があのタイプで大目に設置されているからとかだろうか。

 はい。新道との合流部です。画像は峠方面を向いております。画像を見れば分かるように新道は左にカーブをし旧道は右方向に入っていく。画像奥に斜めに右方向に上っていく影があると思うが、これは新道の築堤である。全体的に新道は急こう配で一定に上るのに対し、旧道は地形と共に優し登っていく印象であった。

 これにて七曲り峠の訪問を終え和光市と共に昼飯を食べるべく東へ進んでいった。

2015年 4月2日 編集

完結

 

編集 全 T樫

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