このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
常磐線 下郡隧道
2009年 12月30日 訪問
えっと
和光市と新井薬師と2009年の年末に行った
南東北廃線巡りの最終日に
夜をすごした 私(T樫)の祖父の家の仙台を出発し最初に訪れた廃線。
常磐線は、電化の際に、大量の隧道が廃止された事が有名だが
今回は、そんな隧道群の一つです。
撮影 T樫 記 全 T樫です。
仙台から常磐線の鈍行に乗り阿武隈川を渡り終えた後、我々は逢隈駅に到着。 画像は、逢隈駅のプラットホームの上から 仙台方面を望んでいる。今回訪れる旧線は、画像左側の空き地が旧線敷きだ。 目指すべき 下郡隧道は、もう見えている。 | |
旧線敷きから北を望む。 画像中央の真っ黒の場所が、下郡隧道の上野側坑口だ。 | |
とりま 上の画像の地点から上野方面を撮影。 画像中央に旧線敷きは続いているが、藪が濃く見通しが利かない。ちなみに、頭を伏せている赤い男は新井薬師である。 | |
仙台方面に足を進めると、藪もなく歩きやすい道の中 はっきりと下郡隧道が見えてきた。 | |
下郡隧道 明治に出来た隧道である。 記念すべき新井薬師の初 廃隧道潜入が行われる。 草によって全体が見えない感じも良い。 てか、地面に轍があるが、自動車もここを通るのだろうか・・・ と、その時は、思ったが保線用の車が通るらしい。 | |
坑口には、ペンキで「下郡」と親切に隧道名が書いてあった。 てか、隧道の形が楕円でなく、直線の部分があるが、地圧的に大丈夫なのだろうか??某サイトにも書いてあったが、こないだ行った根廻隧道のようだ。 | |
頭上を見上げると、一筋の汚れが付いていた。これが蒸気機関車のススなのだろうか・・・ | |
ん? 鉄道隧道なのに排水溝か? なんか、意味深な溝が続いていた。それにしても 隧道の壁のコケみたいなのが そそる。 | |
おっ 素掘り区間だ! レンガと素掘りなんて イカシテルな〜 | |
退避所があった。退避所の上部のレンガのアーチに素晴らしい美しさを感じる。 やっぱ、さすが明治生まれの隧道と感じた。コンクリートよりレンガですな。ただ、レンガの色が特定できないのが残念だ。オリジナルはどーなのだろうか? | |
なぜか、新井薬師がレンガ造りの壁を ポッケに手を入れながら熱心に眺めている。 | |
レンガ造りの壁に、なにか一本の物が走っていた。 果たしてこれは、なんなのだろうか? | |
来ました。 色々なサイトで有名になっている 試験用のなにかが。 今も試験を行っているのだろうか・・・ま〜まさか放置中では、ないだろが。 ただ、その赤い色の実験物の周りだけ レンガに赤みがあるのが不可解だ。 | |
なんか、ギブスみたいな メッシュが設置されていた。ムショウに剥がしたくなるはがれ方だ。 | |
仙台側の坑口。無駄のないレンガ造りの坑口だ。 あまり高くない丘のような物を下郡隧道は貫いている。 | |
隧道を越え仙台方面へ向かう。 旧線敷きは、画像中央の藪の中を抜けている。枕木で作られた構造物が見られた。 | |
さて、仙台方面に進むとしよう、ただ いきなり濃い藪なので、いったん築堤を降りて下から観察するとしよう。 | |
小さな用水路を旧線は跨ぐ。橋桁はレンガ製だったが、橋は、コンクリート製に見えた。 | |
やがて 県道52号線などを跨ぐ大き目の橋となる。 現線は、ガーダー橋でクリアーしている。旧線の橋台が残っていた。もちろんレンガ製だが、なぜかコンクリートで後に改良された後があった。新トンネルが開通する電化前の改良なのだろうか・・・ | |
橋桁も残っている。 しかし、レンガとコンクリートの合体作品みたいになっている。 電化前の改良で、営業中に改良するなんて、なんか読めない・・・・ | |
県道52号線などを渡る橋の仙台側にも橋台が残っていた。 近くまで行って確認していないが、これもレンガとコンクリートの合体なのだろうか? | |
阿武隈川に向かう 旧線の築堤に登ると 見張り台のような 謎の鉄でできた物が放置されていた。果たして鉄道由来のものなのであろうか・・・ | |
築堤の上から上野側を望んで撮影。 旧線は、画像中央から一直線に伸び 奥の丘を貫いていた。 | |
上の画像の場所から仙台側を望んで撮影。 旧線敷きの築堤は藪が濃くなっている。 | |
現線から旧線との合流地点を望む。 現線はS字カーブをして、旧線と合流して阿武隈川の橋梁を目指している。 これで、今回の旧線探索は終了。。 と・・思ったが、現線と旧線は合流せず、阿武隈川の橋梁も別々で渡ると ヨッキさんのHPに書いてあった。 S字カーブを見ると合流しているように見えるが・・・ やはり違うのだろう・・・・ ちなみに、この先にも橋跡があるらしいが 今回は訪れなかった。 |
以下 記 全 T樫
完結
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |