このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


旅行貯金とは?
ここでは、旅行貯金の概要と旅行貯金を始めるための方法をご紹介します。

旅行貯金とは
旅先で郵便総合通帳(「ぱるる」という愛称あり)を持ち歩き、
郵便局を見つけ貯金したついでに通帳の上(又は下)に朱色
の局長印(主務者印ともいう)と通帳の余白に局名の入った
ゴム印を押してもらうだけのいたってシンプルなものです。
「年月日と局名が残るため、旅の記録になる」「全国に郵便局
が約24000局あり、全国共通で貯金できるうえ、財布代わりに
なる」「全国に約24000局もあり、全郵便局制覇は困難である
ため、生涯の趣味として続けられる」「その地域の地理に詳し
くなる」といったメリットがあります。

初めての旅行貯金
1.通帳を作成する。
まず、お近くの郵便局で、貯金の基本である通帳の作成をしてく
ださい。現金と印鑑及び身分証明書(運転免許証、学生証など)
を持参すれば誰にでも発行してくれます。郵便総合通帳は郵便
貯金業務を扱う全国の郵便局で利用できます。通帳作成と同時
にキャッシュカードの作成依頼もお忘れなく。キャッシュカードは
作成に2週間程かかりますが、作成後は現住所へ郵送されます。

2.貯金をしよう
郵便局に「貯金預入取扱票」という用紙がありますので、貯金金額と氏名を記入し窓口へ現金・通帳と共に提出してください。住所記入
欄のあるものもありますが、住所の記入は原則的に不要となっている(ただし、簡易郵便局では記入を求められたり、局員が勝手に記
入することがある。)ので、住所の記入は各自で判断してください。近年、郵便局の貯金窓口でも、銀行のような整理券制を導入する局
が増えています。「2人」以上待っている場合は、預け入れ手続きの前に整理券を取っておいた方が効率がいいです。

3.局長印(主務者印)とゴム印を頂く
貯金が終了し通帳が返却された際に、通帳記入面の上(又は下)に朱色の局長印(主務者印)と、その郵便局で新たに貯金し、通帳に
記入された列の「お支払金額」欄にその郵便局のゴム印を押してもらうように窓口氏に頼んでください。通帳に主務者印・ゴム印が並ぶ
と、何も言わなくても局員さんは押してくれるようになります。局員さんが押し忘れている場合は依頼すると押してくれます。

郵便局の探し方
郵便局めぐりでは、事前調査をするとしないとでは訪問できる郵便局数が大幅に異なります。1局でも多く訪問するためには、あらかじ
め郵便局の所在を把握しておくことをお勧めします。その方法をいくつかご紹介します。

1.『タウンページ』で探す。
電話帳『タウンページ』の最後に官公署のページがあります。そこに郵便局の欄があり、電話番号の他に住所が掲載されています。な
お、JA(農協)受託など、一部の簡易郵便局は掲載されていません。

2.地図で探す。
多種多様なものが市販されていますが、バス路線まで掲載されている『県別マップル』シリーズ (昭文社) がおすすめ。3大都市圏
(東京・大阪・名古屋)なら、『アトラスRD』 (アルプス社) が更に詳しい。

3.郵便局員に聞く。
近隣にある郵便局(主に同一市内・郡内)の略地図を準備している郵便局が増えています。貯金のついでに無料で分けてくれます。
全般的に精度はイマイチですが、事前調査無しで訪れたときには非常に重宝します。

参考文献
『日本縦断「郵便貯金」の旅−旅のついでに3334局−』
(種村直樹、徳間書店1995年刊行。ISBN4-19-860274-X)

著者が旅行貯金と出会ってから、3000局を越えるまでの思い出を語っている。特に過去のゴム印拒否騒動についての内容は興味深く、
旅行貯金の先輩方の苦労が偲ばれる。

『気まぐれ郵便貯金の旅−ただいま3887局−』
(種村直樹、自由国民社1997年刊行。ISBN4-426-88500-0)

貴重なオフライン局の訪問記や著者と郵便局の関わり、すでに7000局、10000局訪問したという旅行貯金の猛者の報告や、種村氏の
旅行貯金局リストがある。

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