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* * (2007/12/23)クリスマス、普通列車に乗る * *
最近はネタ探しの旅になりつつあるが、決してネタが第一の目的ではない。あくまで自分の趣味として旅をしているのである。 ただ、今回は結果として周囲(どこまでが周囲なのかはわからん・・・)の話のネタになってしまった。サンタさんが超繁忙期の頃、汽車に乗り、タクシーで帰って、ココアを飲む、という時代錯誤な休日の過ごし方をちょっとだけ提案してみる。 |
「「「「「「「「「「 2007年12月23日 日曜日 」」」」」」」」」」 | ||
◎◎2522D・釧路発滝川行き普通(帯広〜滝川間は3430D・快速「狩勝」)◎◎ (釧路540→帯広858) | ||
まずは自宅から50分ほど歩いて釧路駅を目指す。片道約1,500円分のタクシー代を節約するためなのだが、費用対効果を考えるといかがなものか・・・。途中おそらく10度くらいはあったのだろう。旭橋を通過するときにはもう嫌になった。5時半前に釧路駅到着。 | (釧路駅) | (釧路駅にて2522D) |
駅前にはもちろん人影はない。乗車する2522Dには4,5人の乗客がおり、いつもの休日の感じだ。この列車はもともと6時ちょうどの出発であった。ホームも札幌からの「まりも」が到着するので4番線の発車であったが、発車時刻の20分繰上げに伴い1番線に変更となっている。ホームの自動販売機にて温かい伊右衛門を買い求め車内へ。 釧路を出ると次の新富士にて9049D下り特急「まりも」と交換する。そしてしばらくすると厚内にて長時間の停車となる。2522Dが3番線に入線後、2521D普通列車が2番線に到着。そして釧路からの4002D特急「スーパーおおぞら2号」が轟音と共に通過していく。 浦幌あたりから休日に街へ遊びに行く高校生をこまめに乗せ、帯広ひとつ手前の札内では結構な混雑となり、帯広には定刻に到着する。 | ||
(古瀬〜音別) | (厚内駅にて2522D) | (帯広駅) |
◎◎2432D・帯広発滝川行き普通列車◎◎ (帯広1013→赤平[1359]) ※[ ]は時刻表上の発時のため、正確な着時は不明 | ||
帯広にて時分調整。快速「狩勝」にそのまま乗ってても良かったのだが、ここは一本見合わす。この先食料の確保が困難なことが予想されたので、奮発して駅弁を購入する。 新得を過ぎ石勝線との分岐までは記憶にあるが、それ以降は意識不明。早朝1時間の遠足が効いてきた。富良野あたりの記憶は全くない。よく途中駅で下車できたものだと思う。定刻に赤平駅到着。 | (帯広駅にて2432D) | |
(帯広駅の駅弁1) | (帯広駅の駅弁2) | (赤平駅にて2432D) |
「「「「「「「「「「 2007年12月24日 月曜日 」」」」」」」」」」 | ||
◎◎ 赤平 〜 旭川 ◎◎ 何故に赤平かというと、とあるサイトのイベントに参加するためである。単純に根室本線で真っ直ぐに赤平へ行ける、という考えのもとに申し込んだが、思いのほか遠い。距離対効果?を往路の汽車で考えていた。ただイベントの参加中はもちろんのことながら楽しいわけで。 というわけで、やっちゃいました・・・費用を最小限に抑えて釧路へ帰ることのできるギリギリ時間まで滞在する計画を実行した。 | (“おにぎり”ポスター) ※店員さんに声をかけたうえで撮影 | |
ローソン赤平幌岡店の店内にて、もちろん店員さんに声をかけて撮影した「おにぎりあたためますか」のポスター。色の具合からして結構前に張ったものだろう。こういうものを見るとちょっとうれしくなる。大食いの神様?マミ部長を拝んで、今日も旅に出る。 | ||
(赤平駅の駅前通り) | (鹿討駅から富良野方) | (千代ヶ丘〜西聖和) |
(旭川市科学館) | ここからはお車に便乗しての行程である。赤平から富良野を経由。途中では駅や汽車を撮影しつつ旭川に向かう。本日のメインイベント、旭川市科学館に到着する。科学系の展示物を見るのは、おそらく小学生のときの札幌市青少年科学館以来だ。 まずは時間的にちょうどよいプラネタリウムに入る・・・ここで不覚にも夢の世界へ旅立ってしまった。解説のおねえさんが素敵なお声で懇切丁寧にお話してくれたのが良かったのか、半分以上は覚えていない。解説のおねえさん、ごめんなさい。 | |
展示室に進み、気になるものを数点。まずは「宇宙ゴマ」。小生は絶対に無理だ、と思った。というか自ら進んで体験する方には尊敬する。ぐるんぐるんと勢いよくまわる。 お次は「光のサッカー」。これを完璧に操作するには本当の子供か、理系の学生にしか無理かもしれない。中途半端に知識を詰め込んだ小生みたいな者が挑戦してもうまくいかない。 終わりは「ロボットサッカー」。充電中、という文字がなんとも面白い?。一目動いている姿を見てみたかった。 この他にも面白いものがたくさんあったが、紙面の都合上割愛させていただく。科学の原点を重視しているのだろうか。単純に理解できるものが多い。札幌にある青少年科学館の6000系カットモデルのような鉄分はないが(汗)、十分に楽しめる施設だ。プラネタリウムもおススメ(お前が言うな、というツッコミはなし・・・)。 | ||
(宇宙ゴマ) | (光のサッカー) | (ロボットサッカー) |
◎◎733D・旭川発富良野行き普通◎◎ (旭川1525→富良野1638) | ||
お世話になった皆様とはここでお別れ。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。 いざ釧路へ、ということでまずは富良野まで。旭川名物の富良野線専用ホームの7番線へ行き、久しぶりキハ150系に乗車する。2両編成だが、発車直前にはボックス席がほどよく埋まるほどの乗客がある。 | (旭川駅にて733D) | (旭川駅の高架化工事) |
◎◎2433D・滝川発新得行き普通◎◎ (富良野1644→新得1808) 前の列車はほとんど記憶なし。気がついたのは富良野に到着する直前である。よって当列車にも寝ぼけ眼で6分の乗り換え。今度はキハ40系、特別保全工事施工車。キハ40系だけど走りが力強い。乗客はそれぞれのボックス席に1,2人が腰掛けている。 狩勝の山を越え、根室本線を一気に下ると新得に到着。時は夕方6時をまわった頃だ。 | ||
(富良野駅にて2433D) | (へそ祭りのマスコット?) | (新得駅の2・3番線) |
新得か帯広か、間合いの活用に迷ったが新得で2時間を過ごすことに。まずは駅前の温泉に向かう。温泉といってもその湯自体はトムラウシ温泉から運んでいるという。設備は銭湯そのものだが、シャワーも特徴的。ヘッドで湯を止められる構造は初めて見た。14〜22時まで、370円也。 | (新得駅前の温泉) | (新得駅前) |
まだまだ新得、駅前の蕎麦屋さんで夕飯をとる。天ぷらそばを注文。しばらく経って出てきたそばはちょっと感動的だった。クリスマスイブのこの時間というのも確かだが、揚げたての天ぷらが出てきたのはありがたかった。値段を失念してしまったが、約900円也。 温かいそばを食した後は写真撮影。駅前のライトアップはきれいだなぁ、と純粋に思った。けど寒さも人一倍感じてきた。 |
◎◎2565D・新得発帯広行き普通◎◎ (新得1956→帯広2100) 待合室で小休止の後、2565Dに乗車する。よく見ると先ほど富良野から乗ってきた2433D、キハ40−1752である。2433Dが2番線到着後、3番線に転線したようだ。2565Dは1時間ほどなので、寝ている暇はない。あっという間に帯広到着。 次の列車までも時間が少ないので、駅構内で待っていようと思った。ホームから駅前の広場を見るときれいな光が見えたので行ってみた。札幌ならそれ系の皆様がごった返しているかもしれないが、ここは閑散・・・心置きなく写真が撮れた。 | ||
(新得駅にて2565D) | (帯広駅前1) | (帯広駅前2) |
◎◎2531D・帯広発浦幌行き普通◎◎ (帯広2128→浦幌2230) 写真を一杯撮って満足?し、帯広駅2番線に戻る。ここで気づいたのは2433D→2565D→2531Dが同じ運用になっているようだ。新得では転線するが、帯広では2565D2番線到着後、そのまま2番線より2531Dが発車する。 この列車も乗車時間約1時間なので起きていた。あっという間に終点浦幌到着。浦幌では4,5人の乗客が下車し、おそらくは帰宅して行ったのだろう。2531Dは乗客を降ろし、運転台を移動して折り返し回送列車となる。 待合室は静寂に包まれていた。 駅舎内には飲み物の自動販売機がなく、少し離れた駅前通りの自動販売機まで走る。捜索対象はキリンさんの120円、バンホーテンミルクココア。ところがコカコーラさんだし、ココアもない。もう少し先にも行ってみるが、またコカコーラさん。しかもココアなし。関係ないと思うが、遠くに赤色灯が見えたので捜索時間わずか5分で終了。走って駅舎に戻り、特急を待っていたおばあさんに「おばんでした〜」と声をかけられる・・・。 | ||
(浦幌駅にて2531D) | (浦幌駅改札口) | (浦幌駅前) |
◎◎4013D・札幌発釧路行き特急「スーパーおおぞら13号」◎◎ (浦幌2257→白糠[2334]) ※[ ]は時刻表上の発時のため、正確な着時は不明 待ってました「スーパーおおぞら」。ここまで駅舎が静かだと本当に特急列車が停まるのか、と心配になってしまう。ホームに警報が鳴り、前照灯が見え、まもなくキハ283系が入線してきた。 | ||
発車後まもなく車掌さんから切符を購入する。運賃900円、自由席特急料金600円、計1500円也。これに乗らなかったら日付をまたいで5時間待って「まりも」に乗るしかない。そこまでやるといろんな意味で身がもたないので、この列車を何が何でも乗らなければならない。37分の乗車で白糠到着。 | (浦幌駅にて4013D) | (白糠駅にて4013D) |
◎◎2587D・音別発釧路行き普通◎◎ (白糠2338→釧路014) 特急を下車し、慌しく写真を撮影し、4013Dを見送り、2587Dに乗り込む。乗客は小生を含め二人であった。特急からの乗り継ぎは小生のみ。たまにはこんなこともあるのだろう、と自分を納得させる。 キハ40−1774は途中、乗客の乗降もせず(・・・乗客がいないだけ)に、釧路市内へと歩みを進める。大楽毛にて日付が変わり、終点釧路には定時に到着した。改札付近では鉄道警察の方と駅員さんが最終列車の到着を今や遅しと待ち受けていた。乗客が降り、駅舎を出るとすぐに“閉店”準備に入るようだ。今までこんな遅い汽車に乗ったことがなかっただけに、すごく新鮮に見えた。 | ||
(白糠駅にて2587D) | (釧路駅改札口) | さて余談。自宅までの交通機関がないこの時間、タクシーの割増運賃で帰る、約1,500円也。自宅最寄りのローソンで降り、安いケーキを買ってクリスマスの夜を過ごす、と高らかに宣言していたが、値段を見て断念。120円森永さんのミルクココアをすすりながら、夜道を歩く。午前1時無事帰宅。 |
* * お わ り * * |
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