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* * (2010/12/27)企画もの第二弾に参加1 * *



 今回はまず、旅を実行するか否かで迷っていた。
 昨年の末にも、北海道の某旅客鉄道会社から同じような企画があった。携帯電話のカメラ機能を使い、人物と駅名標を撮影し、メールで送信する。一定の数を集めると、賞がもらえるというものである。この時は仲間と一緒に普通列車を用い、主に道央圏をまわった記憶が残っている。
 今年も12月中旬に発表となり、お題は「分岐駅を極める」。北海道内には22駅、全道各地にちらばっており、なかなか手ごわい企画である。全てをまわるのであれば、特急列車を使ってまわらないと相当な時間がかかってしまう。三連休パスの特急用が一番便利そうであったが、都合があわない。かといって、この真冬の時期に青春18きっぷを使って普通列車を乗り継ぐほどの体力もない。
 2010年12月4日の東北新幹線新青森延伸にあわせて買った全国版時刻表をながめていたら、とあるきっぷが目に入った。かねてから取材を望んでいたJRバスの日勝線も乗れるお得なきっぷである。年末における休暇の状況も直前まで定まっておらず、計画の大枠がまとまったのは実行の3日前。その翌日、特段きっぷの名称は書かないが、セミオーダーメイドのきっぷを最寄り駅まで買いに行った。




「「「「「「「「「「 2010年12月27日 月曜日 」」」」」」」」」」
◎◎2840D・長万部発函館行き普通◎◎
(長万部636→七飯915)

 地の利を活かし、まずは早朝の長万部から。室蘭を5時前に出て、自家用車にて国道37号線を長万部方面へ。ところどころ凍結路面となっており、慎重な運転を心がける。途中豊浦から長万部まで高速を利用、550円也。黒松内JCT付近は完全な圧雪状態であり、当然のように速度規制となっていた。長万部駅の駐車場に駆け込み、何とか最初の汽車に間に合った。
長万部駅
(長万部駅)
 長万部では時間がぎりぎりだったので、森で最初の撮影会。記念すべき1枚目となる。携帯電話のカメラは使いづらい。最近、一眼レフに慣れてしまっているので、このオートフォーカスの遅さがいらいらする。
 2分停車の大沼ではありがたく定時に到着し、2枚目。ドキドキしながらも余裕の撮影時間があった。
 渡島大野付近では新幹線の足音が聞こえてきた。駅付近では今年から本格的に工事が始まっている。道南の一部駅にその情報が掲示(写真は七飯駅待合室)されている。自分の仕事を常にアピールしていなければならない、昨今の独立行政法人改革を感じさせられる。
 なお、このホームページを作っていて気がついたが、今回は普通のデジカメで写した写真が思いのほか少ない。旅行記に使うような肝心な写真が結構撮れていなかった。
流山温泉駅
(流山温泉駅)
北海道新幹線の情報
(北海道新幹線の情報)




◎◎3820D・長万部発函館行き快速「アイリス」◎◎
(長万部947→五稜郭1001)
 2840Dの七飯の停車時間はわずかであり、安全に次の列車へ乗り継ぐ。改札がはじまり、すかさず3枚目の撮影をする。七飯からはキハ40系1両快速列車、乗客は結構な数が乗っていた。ボックスシートなので満席ではないが、デッキに立ちが出ていた。途中下車した五稜郭では4枚目の撮影となる。七飯駅
(七飯駅)
懐かしい雰囲気の案内板
(懐かしい雰囲気の案内板)
五稜郭駅構内
(五稜郭駅構内)




◎◎122D・函館発江差行き普通◎◎
(五稜郭1032→木古内1131)
 キハ40系の2両編成。地元の皆様、また海峡線へ乗り継ぐ旅人も混ざっていると思われる。五稜郭の時点では、ボックス席がほどよく埋まっており、ロングシートに腰を下ろした。木古内駅にて5枚目の撮影。木古内駅
(木古内駅)




◎◎ 木古内駅 ◎◎

 企画の撮影でおじゃました駅だったが、目的はもう一つ。雑誌でも取り上げられ、仲間内でも訪問している者が多数おり、行ってみたい店があった。木古内駅のすぐ近くにある「駅前飯店急行」という定食屋さんだ。
 店内にはメニューがいくつか掲げられていたが、焼きそばしか受けていないようで、焼きそばの大盛を注文した、1,000円也。見た目はさほど感じなかったが、実際に食べてみると結構な量があり、お腹は満たされた。
 木古内は北海道新幹線新函館開業時の停車駅となり、駅前の再開発があるようだ。この店も今後の行方が気になるところである。
駅前飯店急行
(駅前飯店急行)
店内
(店内)
焼きそば大盛
(焼きそば大盛)
店内にある看板
(店内にある看板)
 木古内駅は帰省客や旅行者で賑わっていた。やはり青春18きっぷによる江差線〜海峡線〜津軽線の乗り継ぎ組がそれなりに多いのだろう。構内には今年作られたJRのポスターがあった。高速道路が徐々に発達し、自家用車での移動が普及するなか、JRの利用者を何とか取り戻したいのだろう。
JRの年末年始向けPR
(JRの年末年始向けPR)
北海道新幹線の予定地
(北海道新幹線の予定地)




◎◎135D・木古内発函館行き普通◎◎
(木古内1226→函館1335)

 再びキハ40系の車内へ。長万部から南の普通列車と言えば、キハ40系である。旅行者の姿は見られるものの、この列車はいくらか落ちついているようだ。今回のきっぷでは五稜郭〜函館間の往復普通乗車券別払い400円が発生してしまうが、時間や座席の確保を考えるといたしかたない。
函館駅
(函館駅)




◎◎2843D・函館発長万部行き普通◎◎
(函館1426→長万部1728)

 乗り継ぎ間合いに駅前の棒二森屋さんへ行き、年始のご挨拶に持参するお菓子を購入。その後、次の列車の座席を確保すべくキハ40系車内へと向かう。2両編成ではあるが、途中森駅にて後ろ1両が切り離しとなり、長万部行きは前1両。座席は無事に確保できた。結局、出発時にはボックス席がほどよく埋まるほど混んでいた。
高架橋の建設中?
(高架橋の建設中?)
 渡島大野駅付近の工事は少しずつ進んでいる。冬期間も引き続き行なわれており、新幹線の高架橋となるような建築物も見られる。今冬開業を迎えた新青森駅のように、渡島大野駅も新函館駅として見違えるような姿となるのだろう。ホームにあるレンガ造りの建物が見られるのも今のうちだ。東京から823kmが函館までつながる日は確実に近づいている。
渡島大野駅
(渡島大野駅)
新幹線のキロ程
(新幹線のキロ程)
長万部駅
(長万部駅)
 普通列車の連続乗車は久しぶりであったため、お尻の肉が痛くなってくる。しかもボックス席が独り占めできないため、体勢が思うように変えられないのも辛い。長万部までの3時間はなかなかしんどい思いをした。
 最後に今朝撮ることができなかった長万部駅を撮影、本日6枚目となる。今日は一旦自宅へ戻るので、自家用車にて長万部から室蘭までは高速道路を利用。1時間15分ほど、1,050円也。
* * (2010/12/28)企画もの第二弾に参加2 * *

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