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最初は、何かリズム体操か、チア・ダンスの練習かなあと思っていましたら、これはエアロビックスと云って、心肺機能向上のための立派な健康運動なんだそうです。
その理論的な効果とかについては、何の知識もありませんが、この運動を続けていると、階段を上がったり、走ったり、多少の運動なら息切れや動機に悩まされことがなく、程よく筋肉のついてスリムな体型(成らない人も)になるそうです。
僕たちも友人たちなどと町を歩いていると、「お前と歩くと、足が早くて息が切れるよ。山ヤと一緒に歩きたくないよ。」と云われて、慌ててぺ一スを落とすことがありますが、その後のまどろっかしいこと。
これなどは山を登るこどで、心肺機能が自然に向上しているのでしょうね。
さて、山に行くと、登って下りるまで殆ど汗も流さず、平地を歩いているような人もおれぱ、一歩あるいては休み、二歩あるいては座り込むような人がいますが、どうしてこんなに個人差が出るものでしょうか。
さらに2,000から3,000m級の山へ行くと頭痛、吐き気、ケイレンなど、いわゆる高山病になる人がありますが、これなども酸素不足による心肺機能の低下が原因だそうで、山小屋で酸素ボンペを売る新商法まで生ませています。
かと思えぱ、エベレストを無酸素(酸素ボンベを便わないこと)で登頂してしまう人もおれぱ、オリンピックのマラソン選手のように、わざわざ空気の薄い高地で強化訓練を組んでいるケースもあります。
そういうことなら、我々のハイキングにも心肺機能向上訓練、いわゆる山登りエアロビックスを取り入れたらどうでしょうか。
といっても、それほど難しいことではなく、次にいくつかの方法を紹介しますと
(1)年齢にあった運動心拍(脈拍)数を維持する(220−自己年齢)×0.7
要するに心拍数が上がったらぺースを落とし、下がったら上げて、動悸の出る一歩てまえで自分のぺースを見つけて守ること。
(2)呼吸は、大きく吸って大きく吐いて、歩くリズムと呼吸のリズムを合わせて、息切れのレない自分のぺースを見つけて守ること。
私自身は一歩あるいて吸い、一歩あるいて吐くというリズムで歩くようにしていますので、歩き始めに若干汗をかいたり、動悸を感じることがありますが、だいたい10分か20分ほど歩けば、特に急登か、重い荷物のとき以外は平地を歩くのと大して変わりありませんですし、特に日差しが強くなければ汗も止まります。
(3)安定した心拍数や呼吸数を維持することは大事ですが、それに加えて、いつも少しずつハードに持っていくように心がけることも必要です。
そうしますど半年か1年も過ぎると、あんなに苦しかったのかと思うほど山登りが楽になり、これこそ登山エアロビックスの効果が出てきたと云えるのでしょう。
ここまでは、私の省エネ登山法ですが、さて貴方の安楽登山法はどんなですか。
次の機会に、どなたか御紹介して下さいませんか。(O)