このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

神ノ倉山

1993年10月3日

 昨日までの秋晴れはどこへやら、朝から今にも降り出しそうな空模様を気にしながら、芸備線で一路井原市へ。
 途中、雨が少し降り出したが、車窓から見る景色は、もう秋一色である。白や淡いピンクのコスモス、色づき始めた柿、今年は不作と騒がれている稲の穂、少し頭の垂れが悪いようだ。白木山を横目に見ながら暫く行くと、もう井原市。長閑な駅に降りた。
 曇りのせいか、少し肌寒い。山歩きには最適だ。だが少し登り始めると、ジワーと汗ばんで来る。水ひき草の赤い花が目を引く。白い菊や赤紫の花が、道端に咲き誇っている。山歩きで苦しい時、野の花が疲れをいやしてくれる。途中イノシシの荒らしたスギ林を抜け、車道に出ては、また山道と何回か進むと、尾神峠に到着。時間も12時頃だったので、頂上かと思ったら、まだ30分位かかるるらしい。少し休憩した後、頂上を目指す。
12時半ごろ、音楽の広場に着いた。ここで輪になって、弁当を広げる。山登りで楽しみのひとつが、この時間である。楽しい話をしながら、それぞれのおかずや手作りのお菓子などをいただき、”腹一杯”。アー満足、満足。
 帰りは、A.井原市方向、B.向原方向と、別れて下りる。私は、楽な井原市方向。来た道と同じ道を帰る。
 途中、シバグリの実が弾けて、落ちているのを拾いながら、ゆったりと歩いていたら、列車の時間まで後10分との事。ゆったり気分はどこえやら、駆け込みセーフで、ホームにたどり着く。あとは、楽しいおしゃべりをしながら、無事、帰路についた。(M・N)


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