このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

観音山・耕三寺

1994年6月19日


県庁(8:30)−広島IC(8:45)−小谷SA(9:10〜9:20)−福山西IC(9:50)−尾道大橋(10:03)−向島IC(10:07)−州江IC(10:28)−登山口(10:58)−観音山駐車場(12:10)−山頂(12:53〜13:40)−駐車場(14:15)−耕三寺(14:55〜16:00)−州江IC(16:13)−尾道IC(16:40)−福山西IC(16:50)−小谷SA(17:17〜17:32)−広島IC(17:57)−県庁(18:17)

 前日の雨で山行を心配したが、幸いに皆さんの素行の良さで当日の朝は霧雨、県庁に集合した頃には、すっかり雨も上がる。
 8時10分、バス到着。待っていた参加者が次々と乗車するも、少し様子が違う。いつも通路座席まで全部埋まるのが、今日はすべて空いている。後部5人座席も3人しか座っていない。欠席者の多くあったことが想像される。
 8時30分、予定通り出発。広島ICに入り、八本松トンネルを通過した頃から、心配していた天候も薄日がさし、全体が少し明るくなり、本日の山行を祝福してくれている様に思えた。
 本郷トンネルを通過すると、左手に広島空港が見える。ガイドさんの説明によれば、標高340メートルの空港は世界第3位と聞き、驚く。また、県庁より福山西ICまでの所要時間、1時間10分。直通となり、極端な時間短縮に感心する。
 西瀬戸自動車道に入り、まず尾道大橋を渡り、向島側より文人墨客にこよなく愛されたと言う、尾道市街を一望する。千光寺付近の山と海とのバランス、景観が素晴らしい。
 次に因島大橋(全長1270メートル)を渡り、煙草、西瓜畑を横目に、生口橋(橋長790メートル)に。斜張橋として世界最大級と説明される。また、その姿は白鷺が大空に舞う姿に似ているとも言う。
 西瀬戸自動車道を出て317号線に入り、点在する島々を見ながら、垂水農協支所前で「観音山登山口・3.2キロ」の標識を確認するが、余りにも進入路としては狭く、再確認の上の進入であったが、思わぬハプニングに出会う。山道に入り道路両側の樹木の成長で、徒長枝がバスの進路を塞く。普通自動車では楽々と通れるものの、バスは余りにも大きい。駐車場まで1.7キロの中間点で、前にも後ろにも行けず、男性諸君が下車し、飛び上がって枝を下げたり、折り曲げたりの作業の連続で、下車、乗車を繰り返す。
 乗車時には女性より拍手で迎えられ、ちょっと英雄きどり?。しかし、てれくさい! 。その繰り返しの末に、やっと駐車場に1時間10分かかって着く。運転手さんの気苦労は大変なもので、下車して大きく安堵の背伸びをされているお姿を一見して、胸が痛む。
 休む暇もなく頂上まで1.5キロに挑戦。夏の日射しだったが、木陰の緩やかな山道で、雨上がりでもあり、気持ちよい。40分かかって山頂へ、早速に記念写真を撮って、展望所にて昼食。南無観世音大菩薩への御参りをして、下山するが、行程は大変忙しい。
 登りには色々苦労があったが、下山は経験を生かして要領よく35分で317号線登山口に無事脱出できてほっとする。前方左に愛媛と広島の県境である瓢箪島を見ながら、耕三寺に到着。
 その昔、船で二度ほど来ているので、初めての時の様な感動はないが、何度見ても安芸の国、西日光と言われるだけに、仏教建築の華麗さ華厳さは素晴らしい。 孝養門、金堂、阿弥陀堂、千仏洞、地獄峡、宝物館を有り難く拝観し、庭内を一巡して外に出る。
 出口にお店があり、冷たい缶ビールを頂き、バスに乗る。席に着いて気付いたことは、あちら、こちらで女性の方が、スーパードライを召し上がっていらっしゃる。過去は男性の特権のように思われましたが、本当に微笑ましく感じました。 定刻の16時、耕三寺を後に、一路広島に向かう。県庁に18時17分、予定より13分早く、全員元気に帰広する。
 今回も、色々楽しい思い出を、沢山作って下さいました。お世話をして下さいました役員さんに、厚く御礼申し上げます。(H・O)


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