このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

百々山(どうどうやま)

1996年5月12日


 10時28分、昨夜来心配していた天候だったが、綿雲が浮かぶ快晴の加計駅に着く。駅頭で見る山々は新緑に萌え、浅緑が太陽を受け、登高欲をそそる。
 準備体操後、総勢47名、百々山めざし出発。商店街・郊外を歩くこと30分、広い水谷林道に入る。
 日差しは強かったが、ときおり炭焼きの名残りを思わせる若葉の楢・椽があるものの、よく手入れされた杉の木立はその陽をさえぎり、一汗かいた肌には心地よい。
 路傍には、ツボスミレ・イカリ草・ショウジョウバカマ・マムシグサなどが咲き、苦しさを和らげてくれる。11時30分、小休止し、湧水で喉を潤す。
 「カシの木」の案内板を過ぎたころに立派な登山口の標識(林道入り口あたりにあればいいのにの声)があり、杉の枯れ葉を敷きつめた、やや急な小道となる。
 11時45分、急登から平らな雑木林となり、空が開けて5分後には笹の百々山山頂制服。
 360度の展望とはいかないが、吉和冠(?)等を望むことができた。昼食・写真撮影後下山。
 由緒ありそうな苔むした石垣の横を通り、カシの木(裏白樫・樹齢約千年・高さ22m・周囲7.2m)に立ち寄り、14時には全員無事に加計駅頭へ。
 折角だからと三段峡に足をのばされた方も5人おられたが、好天に恵まれ、わらび・蕗など山菜の収穫多きハイキングでした。14時11分、扇風機の舞う黄色いディーゼルで帰路についた。
 ハイカーとして、地図と磁石は常に携行し、現在地・周囲の山々を確認するのが常道と思いますが、頂上から展望される山々をご教示いただければ幸いだと感じました。(S・H)


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