このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
秩父鉱業専用線跡地
東松山市高本〜東上線高坂駅
秩父鉱業専用線は秩父鉱業(株)の採石場から岩石を運搬するために引かれた
貨物用の引き込み線です。昭和30年10月から昭和59年7月の間セメント原料を運ぶ
ために使用されていました。路線の距離は約5.5km。高本から葛袋を経由し高坂駅まで
運行していました。実際、秩父鉱業が使用していた区間は葛袋から高坂までの間で
高本から葛袋までの区間は日本セメント(現在の太平洋セメント)が使用していました。
今回の取材区間↓
高本にある日本セメントの粘土採掘場跡地(現・清澄ゴルフ倶楽部)から高坂駅方面に向かって
歩いてみました。
① ②
廃線跡が一部舗装され、清澄ゴルフ倶楽部の ここからが本番。右側にあるコンクリートの壁と
従業員通用口として使用されています。 その脇の整地された土地が、かつてここが軌道
であったことをうかがわせます。
いかにも「電車が走っていました」的なオブジェが すぐ脇には根元から刈り取られた電柱が。
ありました。なんだろう?踏切の跡かな・・・
③ ④
歩き始めてすぐに木のトンネルに入りました。 鉄橋がありました。短いガーダー橋です。
夕方だったせいもあり、かなり暗い。 腐っている様子ではなかったので渡りました。
橋を下から撮影しました。 今でもハッキリと桁下3Mの文字が確認できます。
⑤
ガーダー橋からすこし歩くと今度はコンクリート ちょっと位置をずらして撮影。本当は下からも
で出来た橋がありました。 撮影したかったのですが、この橋に出るには
民家の庭を通らねばならず断念。
⑥
コンクリートの橋を過ぎると軌道跡は右にカーブ 軌道跡のいたる所にこの様なバラストが
し始めます。カナリ日が落ちてきて画像の写りが 残っています。
怪しくなってきたのでとりあえず今回歩くのはここ
までで引き返しました。
コンクリート製の電柱がまとめて地面に転がって
ました。半分土に返りかけてます・・・。
⑦ ⑧
車に乗り込み葛袋の秩父鉱業採石場跡地に 秩父鉱業採石場跡地に着きました。全く人の
向かいました。この画像は行く途中に見える 気配はなく(あたりまえか・・)”しィ〜ん”として
軌道跡の土手?です。かなり高い位置を走って ます。
ます。無数のレール?が斜面に柵状に刺さって
います。土砂崩れ防止策でしょうか。カナリ深く
刺してあります。
”岩石採取標識”なる物がありました。 いまいち暗くてよく写ってないのですが、三菱
よくわからないが記念に撮りました・・・ のジープが置いてありました。彼はいつからこの
場所に居るのでしょう。足元がすでに土に返り
かけている・・・。そのうち背後の緑と同化して
しまうのだろう。
採石場の場内へは入れないように門があり
鍵が閉まっていました。
とりあえず今回の取材は日没の為ここまでで修了。本当は全て画像を撮り終えた上で
UPしたかったのですが、これでもか!!と言うくらいやって来る台風のおかげでなかなか
写真を撮りに行けず、こんな中途半端なレポートになってしまいました。残りのレポートは
取材が完了次第UPしていきます。
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