このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

八九式活動写真銃
収納ケース
フィルムケースに未使用が残っています

右端は予備のパトローネ
撮影コマ数のカウンター
フィルム装填の様子
映画の撮影機に比べ、フィルムスプールが小さいですが
戦闘機の機銃弾携行数は、連続射撃で、数分間なので
この程度のフィルム量で充分なのです

フィルムの送り出し用と、巻き取り用、
のパトローネが上下に配置されています

フィルム交換作業時、感光防止のため、パトローネは
密閉されていますが、装填後、フィルム室のカバーを閉じ
開閉ノブを閉めると、自動的にパトローネの出入り口が解放
されます

取り出すときは、開閉ノブを開けると、自動的に、パトローネの
出入り口が閉じ、安全に取り出せます。
フィルム室のカバー
日本海軍、八九式活動写真銃改二

一見、機関銃ですが、カメラです
空中戦の訓練で、実際に弾を打つ訳にいかないので
機関銃の代わりにこのカメラを使います

35㎜のフィルムが装填されていて、引き金を引くと、動画が撮影できます
着陸後、フィルムを現像し、成績を判定します

大きなハンドルは、ゼンマイ捲き上げ用
整備用具と潤滑油
このカメラは、複座機の場合は、旋回機銃として
単座戦闘機の場合は、主翼に固定して、シャッターケーブル
を操縦席に引込み、操作します

実戦で、ガンカメラとしての使用も可能ですが
空気抵抗が増え、空戦性能が下がるので
ほとんど使われなかったそうです。

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