このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

D51蒸気機関車の動輪
これは、ロッドピンと言って、ピストンからの
連接棒と、ホイールをつなぐ部分、

ここも車軸と一緒に、昭和38年9月に交換されています。

これで、さび落としは終了しました、
レールと、枕木も有るので、庭に飾りたいところですが、
家族の反対で、断念、再び、物置に、戻りました。
デゴイチの愛称で親しまれた
D51蒸気機関車は、最も多く生産され
今でも多くの人の記憶に残る機種
だと思います。

我が家の物置にある、D51の動輪と従輪を、
さび落としをする為、出してきました、重量は、
動輪で約2.3トンあり、
転がり出すと、一人の力では、止まりません
車軸部分

永く運転していると、タイヤだけでなく、車軸も、
軸受け、との摩擦ですり減ってきます、

この車軸は昭和、38年9月に交換されています。
電動のワイヤブラシで、かなりきれいになりました
この大きな方を、動輪と言って、ピストンの力で
これを回し、汽車が動くのですが、 レールとの摩擦で

次第にすり減ってしまいます、 このため
動輪は、タイヤと呼ばれる、一番外側(外周)部分と、
輪芯と呼ばれるホイール部分が、別々に作ってあって
はめ込まれているのです、
タイヤがすり減ってくると、タイヤだけ交換できるのです。
タイヤと言っても、ゴムではありません、鋼鉄製です。
D51 581 L4 と刻印があります

D51の581号機の第4動輪
タイヤがホイールに、どのように取り付けてあるかと言うと
焼き嵌めと言って、タイヤの内径がホイールの外形より
少し小さく作ってあるのです、これだと、はめ込む事が出来ませんが、 
タイヤを加熱すると、膨張して直径が大きくなります、
すると、簡単に、嵌めこむ事ができ、冷えてくると、タイヤが縮み
ものすごい力で、締め付けるので、、絶対に外れ無くなります。

ホイール部分は昭和15年3月に製造されていて、
車体と同年代です。

細かい傷が無数にあります、機関士が点検ハンマーでたたいた痕です、
ハンマーで叩いた時、異常が無ければ、澄んだ音が出ますが
ヒビ等があると、音が濁るので異常が、わかります。

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