このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

東京通信工業  ( ソニー ) テープコーダー H-1 型
東京通信工業は、昭和25年(1950) 
日本初のテープレコーダー、G型を発売、
G型シリーズは、ガバメント向けで
大きく、重く、高価、な機種で、数が売れないので
翌年、昭和26年(1951)にホームユースとして
H-1型を発売します、ホーム用1号機と言う意味だそうです

ソニーのホームページ に解説があります

マイクは東京通信工業製の付属品です
マイクスタンドは残念ながら当時の物でなく
後年のソニー製です
当時のテープは紙製で
画像はベース面です

裏側には磁性粉が塗布されています

ソニー社史によると、テープレコーダーの開発で
最初、ドイツ製、文字印刷電信装置、ヘルシュライバー
(Feldfernschreiber)の紙テープに磁性粉を塗布して
録音用テープを試作した、と記述があるのですが

Feldfernschreiberの印字方式はドットプリンターで
このプリンタヘッドのストロークが極めて小さいものですから
用紙は、極薄で、強度が高く、平面性に優れた高品質なもの
が使われていて、テープレコーダー用として
適当な物であったのかもしれません

画像の紙テープも、薄く、平滑で、製造後60年経た現在でも
引っ張って簡単に切れない強度を保っています。
テープリールも当時の物で
東京通信工業 クリアボイスと
ローマ字で表記されています

内部には当時のこととて
当然 真空管が使われています
ケースのロゴ

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