このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

アメリカ第3代大統領トマス・ジェファーソン

の考案した暗号機です

 

写真はもちろん本物では無く、

プラスチックの複製品で、

教育玩具です。

 

外周に文字を刻印した円盤多数を、軸に通した物で

それぞれの円盤の文字の並び方は異なっています

 

各円盤には記号が付けられていて、送り手と受け手の機械は

同じ順番に円盤を並べておきます

 

 

暗号文を作るには

各円盤を回転させて、カーソル上に、文章を作ります。

 

次に、カーソルを移動させ、他の列の文字を書き取ります

一回の操作では、円盤の数しか暗号化出来ないので

これを繰り返します、

 

受け取った側は、逆の操作をすれば、

元の文章が復元出来るのです

 

 

暗号化する際、カーソルの移動量は、バラバラでもいいのです

復元する際、円周上を見回せば、まともな文章に、なっているのは

一列しか無いのですから、むしろ

パラバラにした方が、解読されにくいでしょう。

 

 

 

各円盤の並び順が今風に言えば、パスワードと言うことになります

同じパスワードで、沢山の暗号を作れば、解読されやすくなるので

出来るだけ、頻繁にパスワードの変更を、したほうが良いのです。

 

この機械は仕組みは簡単で、適切な使い方をすれば

暗号強度も高かったので、米軍ではアルミで作られた物が

M-94と言う名称が付けられ、第二次大戦、開戦時、

ヘーゲリンM-209暗号機と換装される迄

ながく使われました。

ジェファーソンの暗号機

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください