このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

日本軍、電波兵器  陸軍航空機用敵味方識別装置

この機械は太平洋戦争中の日本陸軍の電波兵器の一種で、
飛行機に搭載する味方標定機(敵味方識別装置)です。

 この機械は銘板が剥がされていて、正体は、よく解らなかったのですが、
横浜旧軍無線通信資料館で、鑑定して頂いた所、
陸軍タキ15号であろうとの、お答えを頂きました。

 レーダー開発に遅れを取っていた日本軍ですが、戦争中期には、

ようやく対空レーダーの配備が進み敵機の探索を行ったのですが、
レーダー画面では敵か味方かの判断がつかないので、
飛行機に味方標定機の装備が進められました。

 味方標定機とは   地上からレーダー電波の照射を受けた時、
飛行機から応答信号を返送しレーダー画面上で味方であることを
表示する電子機器です。、

参考

日本陸軍の電探(レーダー)用
ブラウン管 口径75㎜

当時のレーダーは現在のような
大きなスクリーンではなく
この様な小さな表示部
でありました。
この機械の心臓部に使われている
真空管、東芝通信製のT304

電波兵器用に開発されたもので
2本使っています。
ケースの側面に付いている
耳の様な部分にスプリングを

引っかけ、飛行機の機体に
取り付ける

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