このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

紙調琴    明治時代の国産自動演奏オルガン
明治になると、舶来の自動演奏オルガンをまねて
国内でも類似品が作られます

中でも有名なのは、明治17年
戸田欽堂の十字屋から発売された
紙腔琴ですが他にも同じようなオルガン
を作る人が現れます、

写真の物は明治28年岩澤善三郎
が製造した紙調琴と言う物で
楽譜のロール紙をはさんで、ハンドルを回すと
演奏出来ます。
内部の仕組み
ハーモニカに似た発音体の両側に
木と和紙で出来たフイゴがあります

ハンドルを回すと、フイゴから風が送られ
楽譜の穴の開いた部分の音が出るとともに
ロール紙が送られて行きます。


明治時代には学校の先生と言えども
ピアノ・オルガンの演奏が出来る人
は少なかったので、重宝されたそうです
ハーモニカに似た9音の発音体があり
中に、リン青銅と思われるリードが
取り付けられています。

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