このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ソニーのデンスケ PT-3形    肩掛録音機
底板を外した状態

電気回路は3本の電池管と呼ばれる
乾電池で動作する真空管を使っています

いちばん左、ベークライトの四角の部分に
フィラメント用の単一乾電池が3本並列に

中ほどに、陽極回路用 67.5V積層乾電池
2コが直列に収納されている


真空管の右側にある豆電球状の物は
高周波バイアス回路の発振状態確認用
のネオン管

パネル面から視認でき
乾電池が消耗してくると消灯して
電池交換を知らせてくれる

これが無いと、テープ送りは
ゼンマイなので、電池切れでも
テープは平気で駆動されていて
電気回路の停止に気がつかない。
デンスケの愛称で親しまれた
ソニーのポータブルテープレコーダーです

年配の方だと、初めて見たテープレコーダーは
NHKが、街頭録音していたこの機械と言う人も
多いと思います、

この機種は NHK放送博物館 に展示されています。
昭和34年(1959)年なので、
50年以上前に作られた物です

仕組みは単純なので、あと50年たって
製造100年でも動作しそう

現在のICレコーダーは100年後迄
使えるのか?
テープ送りは、蓄音機のように
ゼンマイ式で
正面のハンドルで巻き上げます

動かしてみると、極めて静かで
回転数も安定しています

巻き戻しは
左上面の小さなハンドルで
5号オープンリール テープを使用

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