このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

伏見簡易裁判所

2016年7月1日、夏の18きっぷ発売日を迎えた。
せっかく西日本管内にいることだし、常備券(通称「赤券」)を買おうと考え、発売駅を調べて、今回は奈良線のどこかで買うことにした。
奈良線にはマルス未設置の駅が幾つかあり、京都からのアクセスも良いのでいつも早々に売り切れるという。
帰省を利用してちょうど発売日に買いに行けるこの機会ならそんな奈良線の駅でも買えると踏んだのだった。

1日当日。のろのろと部屋を片付け、荷物をまとめ、午後になる。
某掲示板で赤券の売れ行きを調べると、大変なことになっていた。
平日のはずなのに、休みを取ったのか多くの買い出し人が出現。湖西線に至っては車で大量購入する転売グループの暗躍も報告される。そして湖西線各駅や草津線各駅の他、空港に近い東佐野や近鉄大久保から徒歩で行ける新田、割り当ての少ない九頭竜湖、サンライズ買付組が出現した四国の高松など各地で完売報告が相次ぐ。
一応安全な吉野口にするかと一瞬考えたが、桃山やJR藤森の完売が出ていないことから、どちらかで入手しようと決め、京阪線に乗った。

京阪ではロング特急にあたったが、最近よく京阪特急に乗っているのでそこまで落ち込まない。寝ているうちに中書島に着いたので、宇治線に乗り換える。

最初は六地蔵で乗り換えて向かおうと考えたが、地図を見ると観月橋から歩ける上、その途上に簡裁があるのを発見したので、中書島から1駅で降りる。
なお最近は「響け!ユーフォニアム」に入れ込み過ぎている影響か、宇治市に近づくだけで少し緊張するようになっている。やばい。

観月橋駅でチャージしてお金を崩し、18きっぷ購入に備える。良識派はきっちり金額を準備して封筒に入れていくようだ。

駅前は国道24号に合流しており、そこへの歩道が急な坂になっているので、真夏日の大変暑いなかを汗だくで登る。

登りきってしばらくもなだらかな坂が続き、それが終わって団地などが見えてくると、小さな図書館のような建物があり、それが伏見簡裁であった。
元名古屋人ゆえ伏見と聞くと東山線と鶴舞線の乗り換え駅を想像するが、京都は伏見が1つの区を構成している。
そんな伏見区(人口28万人)全域を管轄するのがこの伏見簡易裁判所である。


↑駐車場が建物手前に完備されている。独立簡裁ながら立派なたたずまい。


↑よく目立つデザインの看板。

伏見簡裁は簡裁判事が1人常駐しているようで、週2回の開廷が設定されている。特例市クラスの人口を抱えていれば事件は多そうで、1人で捌くのは大変だろうに。なお対応する伏見区検は上京区の本庁に併設されているようである。

携帯でこそこそと写真を撮り、建物を少し愛でてから、奈良線の桃山駅を目指す。裁判所からは10分もかからず着いた。


はやる気持ちを抑えつつ18きっぷを所望すると、出てきたので安堵して1枚購入。



今夏は九州・四国地方を攻めようかと考えている。

おわり

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