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奈良地裁葛城支部
アーバンネットワーク乗り潰しのため高田駅を訪れた際に訪問。駅の周辺地図で800メートルほどだったので、電車の待ち時間を利用することが出来た。
駅前に法律事務所があり、支部所在地である感じがする。最近は裁判所の近くではない、顧客の利便性に特化したブティック形の駅前事務所も増えている(寝屋川市、膳所等)ので、法律事務所がある=裁判所が近いとも言えなくなってきたが。
駅の前から伸びる片側一車線ながら交通量の多い道路を歩き法務局や南都銀行支店、税務署を過ぎる。最初はこの付近にあるのかときょろきょろしていたが、googleマップでもっと先にあると知ったので歩き続ける。そしてしばらく歩き、高田川を渡った先に裁判所はあった。付近には労基署や県の出先機関もあり、裁判所の向かいは大和高田市役所であった。夕方5時30分過ぎ、役所からはぽつぽつ家路に着く職員が出てくる。
↑緑色でよく目立つ看板がある。 ↑合議取扱庁の模様。管内人口は50万を超えるので当然か。
↑向かいの市役所前から全景。お役所らしく耐震補強の跡が目立つ。
後に調べたところ、平成14年1月1日現在で常駐の裁判官が4人、週1で本庁からの填補が1人入り、専任の簡裁判事がおらず家裁簡裁含めこの5人で処理していたそうである(「特集 小規模裁判所における簡易管財手続 1 奈良地裁葛城支部にみる運用状況」金融法務事情1634号34頁)。現在(平成28年8月)では常勤5名、簡裁にも専任2人のようであるから、ここ14年で改善されたようである。なお同書によれば平成14年当時破産と再生は1人の裁判官が集中して受け持っていたようであるが、現在はどうであろうか。平成13年で破産の新受件数が平成8年の約3倍である607件にも達し、書記官の増員にもかかわらず未決が増えているとの悲鳴が書かれていたが。
付近のビルには法律事務所がいくつか入居していた。なかには「東海法律事務所」というものがあり、奈良なのに東海とははて?と思い帰宅後調べたところ「東海」という名字なのであった。
付近には当然検察の支部がある。どの建物かまでは把握できなかったが拘置支所まであったそう。通りから少し引っ込んだ場所にあり、ちょっと近づきがたいが人がいない隙を見計らって撮影した。2階の窓から人の頭が見えたので、まだ調べなり何なりの執務をしていたのだろうか。
↑JR高田駅。すぐ近くには近鉄の大和高田もある。 ↑日に数本しかない貴重な和歌山線の117系に遭遇した。
おわり
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