高松地裁丸亀支部
2016年2月、高松と琴平にかけての1泊2日旅行をYとした際に訪問。
丸亀市は人口10万を超え、香川県第2の都市であるが、やはりここも商店街にはシャッターが目立つ。
薬局に買い物に入ったYが店主に聞いたところによると、皆高松や宇多津へ出てしまうという。
県都高松はまだ分かるが、なぜ宇多津…?と思ったら、そこにイオンがあるからだった。
そんな丸亀の裁判所は現在建て替え中で、プレハブの建物でしのいでいる。
隣の検察支部の建物は一足先に建て替えられたらしく、小奇麗になっている。
付近には法律事務所
丸亀支部は合議取扱庁なので、裁判所も建て替わったら立派なものが出来るのだろう。
裁判所は丸亀城のすぐ近くに立地しており、付近は労基署や法務局があり丸亀の行政の中心地となっていた。
NTTの支店だったそこそこ立派な建物が売り物件になっていたので、民営化の容赦の無さを感じる。まあ自動化の結果でもあるのだが。
その丸亀城、立派な山城であり高松城より見ごたえがある。
場内は公園になっていて、地元の中学生が体育の時間だったらしく走らされていた。
裁判所を見た後は、駅前の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)へ。
↑外観。駅の目の前にあり、アクセス抜群。 ↑2階は撮影自由だった
建物の外にも作品の展示がある。これは2階部分にある展示。右奥の階段を上ると後述のカフェがある。
趣のある落ち着いた空間で、なかなかよい。
市の施設らしく貸しホールなどもある。館名でもある猪熊弦一郎の常設展が2階で行われ、3階は企画展の場であった。
訪問した際は「愛すべき世界」と題した現代美術家4人(鷹野隆大、丹羽良徳、ミヤギフトシ、森村泰昌)の展覧会が催されていた。京都の某ワークショップで出張サービスを会場に呼ぶ企画をして炎上した丹羽某の名があり、ちょっと身構えたが、「日本共産党でカール・マルクスの誕生日会をする」は大変興味深く面白かった。また、ミヤギフトシ「花の名前」は、同性愛を扱った深みのある内容で、上質な純文学を読んでいるような映像作品で大変感動した。
3階にはカフェがあり、少々難解な現代アートで疲れた頭をコーヒーで癒すことが出来た。
そして美術館を堪能した後、夜はこの街で働く中高時代の友人Sと会い、この地の名物「骨付き鳥」をごちそうになりました(ありがとう!)
彼に、地方都市でもAmazonがあるので(趣味的に)問題は無いという話を聞き、21世紀最高という感じである。
もっとも残業が酷く、私と会った後も職場へ戻って行ったので、勤労環境も早く21世紀になって欲しいと願うばかり。
↑高架駅で複線という丸亀駅。写真は琴平から乗った特急。 ↑電光掲示も備えて都会っぽいけど有人改札(ICが使えなくもないが)
おわり
戻る