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北部九州訪問記その2
8月25日(水)
先輩の出勤にあわせて起こしてもらう。1つしかない布団を使わせていただけたので、よく眠ることができた(ありがとうございます!)。
折尾駅まで送ってもらい、7時50分の筑豊本線博多行きで筑豊本線完乗を遂げつつ、博多を目指す。
朝の通勤通学時間帯ゆえ、最初は座れなかったが、直方辺りに着くまでには座れた。朝食代わりに、持ってきていたコアラのマーチを食す。
飯塚で単線になり、客も入れ替わる。田園地帯を走り、九郎原辺りで山が近付く。この辺りはもう筑豊本線ではなく篠栗線である。長いトンネルを抜け、篠栗からはマンションも見え福岡都市圏に入った感じがある。9時21分に博多駅到着。実に高校の修学旅行以来である。しかし今回は殆ど通過で終わる。
↑813系のこのバージョンもここで初乗車だった。
ここからは少しJRを離れる。西鉄初乗車のためである。まずは西鉄の始発駅に向かうため、地下鉄空港線に乗る。博多駅は最近新しくしたのか、とても綺麗だった。行きかう女性もまた綺麗だ。先の先輩曰く九州随一の大都会福岡には九州各地から若い女性が働きに出てくるそうで、ゆえに美人率が高いのだとか。ベビーカーを押すママさん方もかわいい。
そんな目の保養をしながら地下鉄駅へ。持っていたICカードPitapaに数百円チャージの残りがあったので、これを使って乗る。全国共通利用化の恩恵を受ける。
↑ホームドア完備。福岡市のメイン路線である。唐津方面への相互直通もあるよ!
車内はほどほどの混雑。一応座れた。9分ほどで天神に着く。金券ショップに立ち寄るが、西鉄株主優待は品切れであった。
そして初西鉄乗車へ。大牟田までの切符を買い、頭端式のホームへ。
転換クロス装備で廃車の噂がある8000形を期待したのだが、新型の3000形であった。後の行程を考えると8000形を待つ余裕もないのでひとまず乗る。
3000形も転換クロスなので、そこまで気落ちはしないが、8000形乗りたかったなぁ…
というわけで、久留米で途中下車して1度8000形チャレンジをすることに。西鉄久留米駅は駅ナカっぽく改札内にタリーズとミスドとローソンがあったので、時間つぶしには困らなかった。このローソンで、今晩大阪まで乗る夜行バスの料金を払い込んだ。コンビニコーヒーとドーナツでミスド・タリーズと激しく争っていそうなローソンだった。ついでに医学部と付属高校(堀江貴文の母校w)が有名な久留米大の広報誌も入手した。
↑パタパタはなかった。奥に見えるのはミスド。その左にローソンがあり。右にタリーズ。↑切符の関係で改札出れなかったけど、栄えていそうな駅前。
向かいのホームにいる中学生カップルを囃し立てる男子中学生らと同じ待合室という苦行に耐えつつ、次の特急を待つ。
私のその苦行は報われることなく、またも3000形がやってきたのだった。
もうあきらめて、新型の走りと転換クロスを楽しむ。これはこれで大変よい。
30分ほどで大牟田着。JRとまともに接続するのはここぐらいなので、今回の旅程に入れるのには苦労した。
↑ステンレスの映える新車 ↑ストイックなまでに転換クロスが並ぶ。よいぞよいぞ。
↑大牟田からはこの子 ↑あーこっちもいいっすねぇ〜。吊革を下げるパイプ部分が丸くないタイプの内装だ。
大牟田から鳥栖までは門司港行き快速に乗る。堂々の9両編成である。これを執筆中に調べて知ったが、城野〜行橋で乗った物とは番台が異なるようである(今回のは200番台のよう。城野からのは1100番台)。
流石に平日昼間の福岡方面、隣の荒尾始発なので座席が選び放題なくらいガラガラだった。しかし次第に客が増えてきた。
真新しい九州新幹線の高架と接近しつつ、羽犬塚や荒木といった個人的に縁のあるような地名に停まりながら筑紫平野を快走する。
羽犬塚駅前には羽の生えた犬の像があり、時間になると動くという嘘のようなホントの話があったりする。
約35分で鳥栖に到着。今度は佐賀に向けて乗り換える。
↑ここでは817系 ↑革がヘタっている。
同じ佐賀県内、複線電化の道のりを30分ほどで県都佐賀に着く。実は初めてである。
↑自動改札は完備。 ↑唐津線の気動車も来る
駅構内のそば屋で昼食にざるうどんを食べる。平凡な味だ。駅前を撮影し、30分後の肥前鹿島行きに乗る。佐賀新聞は肥前山口で買えばいいや…と思ったらそちらでも買い損ねて入手できなかった。。
↑部活帰りっぽい学生で混雑。なのに2両編成。 ↑バルーンさがを通過
前方にかぶりつきをし、バルーンさが駅などをながめ、15分で肥前山口に着く。
とりあえず下車印を…と有人改札に向かうと、気さくな駅員が「どうぞご自分で押してみてください」と印鑑と朱肉を差し出してきた。大変恐縮して感謝していると、「押すの失敗すると怒る人がいるんですよ(^^;)」とのこと。針の振りきれた同業者に思いが至り、同族として申し訳ないばかりだ。
無事に押印でき、駅前を散策。戻ってくると駅員氏にBSの番組で関口氏が日本一周した時の記念碑を見たかと問われる。残念ながら見つけることが出来なかった(と言うか存在を知らなかった)と答えた。
↑有人改札。電光掲示は新しい。本数は1時間に1本走っているからなぁ。
優しい駅員とその背後のいろいろに感慨と哀しみを深めつつ、13時57分の佐世保行きに乗る。車両は同じ817系だった。
↑途中の有田で松浦鉄道に遭遇。いずれ乗りたい。
途中で武雄温泉を通った時は、高架駅なので例の図書館を探したが、駅から少し離れているようで見つけられなかった。いずれここに新幹線来るのか…
ちょうど1時間弱で早岐に着く。ここで行き違う長崎行きがキハ66だったら乗り換えよう、と思っていたら、向かいのホームにシーサイドライナー色のキハ66がいたのでテンションが爆上がりしながらさっさと乗り換える。
↑真っ青に塗られた車体 ↑見事な転換クロスシート。
2両編成の243D長与経由長崎行きは早岐が始発で、車内は閑散としていた。より乗客の少ない2両目の進行方向右手に座り、初乗りの大村線をオーシャンビューで楽しむ。
↑天気が良くて最高の車窓。暑いのも冷房の利いた車内ならへっちゃら。窓を開けて撮るなどしていた↑
磯の香りがとてもよい。潮風も心地よい。
途中、高校以来のハウステンボスを通り過ぎ、当時見た線路に乗っているのだと思うと感慨深い。
↑竹松駅で列車交換のため8分ほど停車。
大村線を抜け、諫早から長崎本線に入った。もっとも喜々津から大村湾沿いのいわゆる長与ルートに入る。再び大村湾の眺めが楽しめて嬉しい。長与町は長崎市のベッドタウンとしての性格もあるようで、駅前には銀行の支店もあり、乗客もそこそこあった。
無人の西浦上を発車し、少しすると新しい長崎本線と合流し、架線の下を走る。浦上を経て、16時59分、長崎に着いた。
↑長崎駅に着いたキハ66をホーム反対側から撮った。 ↑ステンドグラスがはまる改札口
長崎駅、高校2年の修学旅行以来である。実に10年ぶりか…。当時とホームの配置などは変わらないものの、駅にはアミュプラザが出来ており、新しくなった部分も多々ある。
↑大きな屋根が特徴的な長崎駅。アミュプラザは写真左にある ↑駅前には市電も健在。ひっきりなしにやってくる。
市電を見ると乗りたくなるが、今回は18切符での旅行なのでひとまず見送る。早めの夕食に駅前の吉野家へ。この頃には、夜行バス代(約1万1千円)を払った結果財布がすっからかんになっていたので、いろいろケチるようになっていたのである…。
吉野家は店員が眼鏡の似合う女性で(おっ…!)と少しテンションが上がった。まだ研修中らしくセットのオーダーが通りにくかったのも許せてしまう。
そうして夕食を400円台に抑え、再び駅に戻る。少しでも下車印を増やそうと浦上まで乗ってみるのだった。
↑浦上までもキハ66に乗った。来たのと同じものに2両増結していた。 ↑415系1500番台も来る。オールロングなのでラッシュに最適か。211系と見紛う
浦上駅は、修学旅行当時に路面電車で来て、JRで長崎駅に戻った際に利用した事がある。当時は駅舎からホームに直接出られたと記憶しているが、いまは跨線橋で島式ホームに渡る必要があり、エレベーターもないのでキャリーケース持ちには辛かった。汗だくになりながら駅舎とホームを往復した。
後にwikiで調べたところ、記憶の通り以前は相対式のホームで、高架化事業により2013年より仮設駅での営業なのだそうである。
↑仮設らしいシンプル駅舎。左のファミマで長崎新聞を買った。 ↑ここで国鉄色キハ66に遭遇。やったぜ!
↑またも乗れてうれしい。 ↑ドア脇のみ固定で見合い式となる。惜しい。
長崎まで4分ほどだが、国鉄時代そのままの走りを堪能した。汗だくになりながらも浦上まで来てよかった。
↑長崎駅。反対ホームから撮った。 ↑架線の下なので少し違和感
↑ハウステンボスカラーとの並びも撮ることができた ↑この色の横顔が好き。
興奮して撮影するうちに日が暮れた。キハ66は長与方面によく充当されるようで、夕方の帰宅客が次々と乗り込んでいた。
↑大満足です。また来よう。
←このマスクがよい
ひととおり撮影を終え、改札を出ると19時半。バスは20時36分に駅南口の乗り場に来るので、駅横のファミマでお土産を買い、駅ビルのトイレでさっと着替え、夜行バスに備える。
まだ時間に余裕があったので、改札脇のシアトルズベストコーヒーで30分ほど時間を潰す。ここで食べた、コーンフレークにソフトクリームをかけチョコレートソースを加えたものが美味しかった。保存してあるレシートを確認したら「チョコレートサンデー 380円」だった。帰阪後、各SBCを回ったが存在を確認できなかったので、長崎駅店の限定メニューらしい。
その後アミュプラザの手洗いでさっさと歯を磨き、バス乗り場に向かう。普通の路線バスのような待合所に高速バスの看板があった。同じバスに乗るらしい風体の客が数人いた。
長崎バスオランダ号は大体定刻通りにきた。コンビニ発券のチケットを見せ、名簿対照の後、無事に乗りこむ。とここで、乗り慣れていないので誤った席に座ってしまい、浦上駅乗り場で移動を強いられることになってしまった。
そういうアクシデントもあったが、正しい席に行き荷物を整理すると落ち着くことができた。
ちょうどテレビではNHKBSを流していた。途切れ途切れになるものの、ジョン・ハンターという型破りなイギリスの外科医・解剖医の話は興味深かった。
BSを見終わったら22時だったので、持っていたipadminiでA&Gアプリを起動し、豊崎愛生のラジオを聞く。その後は花澤香菜、竹達彩奈&沼倉愛美と続き、辛い深夜バスの旅が和らいだ。折からの疲れもあり、日付を跨いで本州入りしてからは眠ることができたようである。目覚めたのは梅田到着直前であった。
↑途中のSA休憩にて
←下車印まみれ。この夏の思い出。
おわり
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