このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

静岡ミニ私鉄乗り潰しの旅その2

岳南江尾駅は無人で、郊外の住宅地の中にぽつんと佇む小駅だった。

↑岳南江尾駅駅舎。駅事務室のシャッターは閉められていた。 ↑ホームに停車中の列車。愛称が付いていた。
ここからはS君の提案で、少し歩いた所にある富士急バスのバス停から沼津駅に向かう事にしていたのでそのバス停に行く。
バス停は製茶工場の前にあり、駅からは細い道を歩いていくと着く事ができた。事前に時間が分からなかったのだが、14:54にあることがわかり、それまで駅周辺をぶらぶらする。途中、静岡県警の制服警官がバイク(何故か白バイじゃない)で駅方面に走っていった。三人もいたので何か事件かと思ったがそうでもなかったようだ…

時刻通り来たバス(そこそこの混み具合。座れた。)に乗り、一路沼津駅を目指す。
やはり旅にはこういうアクセントがあると楽しい。(個人的に路線バスは結構好き…)
バスは古い郊外住宅地の間を縫って走り、病院などに立ち寄ったりする。

いつの間にか二人とも寝てしまい、気づいたら沼津駅前であった。
駅前は活気があった。太平洋側の町だからだろうか。
ここからは特急あさぎりで御殿場まで往復し名古屋に帰ることにする。もう既に時刻は15:20過ぎであった。

ホーム売店でようやく昼飯(S君は何故か食わなかった)の駅弁「鯛めし」を買い、あさぎりの自由席に乗り込む。
適度な混み具合で15:30発車。
御殿場までは24分と短い旅。早速駅弁を開け、評判の鯛めしを頂く。
味はなかなかで、さすが昔から売っているだけのことはある。
食っている途中で裾野に停まり、食べ終わって少しするともう御殿場に着いていた。
(グルメ番組ではないので一応風景の解説をすると、御殿場までは畑の多い郊外風で、そう山がちではなかった)

↑あさぎり。JR東海の車両だが斬新なデザイン。  ↑折り返しに乗ってきた普通列車。
御殿場からは15:59発の普通で沼津に戻る。途中駅から地元のヤンキーが乗ってきたり、S君の持ってきたMP3プレイヤーが故障し「保証で新品と取り替えてやる」と彼が息巻いたりでなかなか退屈しない道程だった。

沼津に16:36着。1分差で浜松行きを逃し(接続考えてくれよ…)16:58発の静岡行きに乗る。
たらたらと東海道を進み、静岡では順調すぎる1分乗換えで休日運転の17:55発豊橋行きに乗る。
これは113系で、車端部のクロスシートに向かい合って余裕で座り、いろいろ語らいながら豊橋に向かう。
途中浜松(だったかな?)では母親+姉+弟の家族が廊下を挟んで反対側に大荷物を抱えて座る。
学校の式典帰りだろうか。(小太りな母親の体系をそっくり受け継いだような感じの)姉は制服姿で、小学生らしい弟と菓子(ハッピータン)の取り合いをしていた。(おいおい…)
そんな乗客たちの人生の一幕を詰め込んだ列車は定刻通り19:43、豊橋に到着。

ここからは贅沢にも行きに買った往復切符の復路券を使い新幹線で進む。
19:51発のこだま583号と20:02発のひかり385号があり、個人的に豊橋に停まるひかりに乗ってみたかったし、名古屋到着時刻も3分しか変わらないので、S君に言うと、「3分は大事だよ」と諭され(これは名言だよ…)結局こだまに乗る。
さすがに車内はガラガラで、思い切りいすを倒し、向かい合って座る。
途中少し離れた席で赤ん坊が泣き始め、S君が疲れからか(もちろん冗談で)「うるさい、って言って止めてきてよ。こっちは金払って乗ってるんだから」とかのたまい始めたが無視した。

無事20:19、名古屋着。さすがに疲れを覚えつつ帰宅した。

おわり

トップへ

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください