トータル・フィアーズ（２００１アメリカ）　　　　　　　　　　この映画は、核兵器のテロによって引き起こされるアメリカとロシアの核戦争を防ごう　　　　　　　　　　　　

監督：フィル・アルデン・ロビンソン 　　　　　　　　　　　とするＣＩＡアナリストの活躍を描く物語である。

原作/製作総指揮：トム・クランシー　　　　　　　　　　　が、あまりリアルではない面もあって….….　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

出演：ベン・アフレック 　　　　　　　　　　　　　　　　　　まずいまだにアメリカが仮想敵国をロシアにしている点がちょっといただけない。

 モーガン・フリーマン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　劇中でも大統領に「仮想敵国をいまだにロシアにするのはどうかと思いますが」などと

ジェームズ・クロムウェル 　　　　　　　　　　　　　　　　補佐役が進言してたが。

ほか　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あとこの映画での一番の見せ場でもあり疑問点でもある、ボルチモアのスーパーボー

ル会場でのテロによる核爆発だが、トム・クランシーは広島の原爆資料館に来た事はないのだろうか。まず、爆発の瞬間に、ヒロインが（病院の医師という設定）爆風に巻き込まれているのだが、その後元気に活躍し、最後は何事もなかったかのように主人公にプロポーズされてる。（有り得ん……。）また、主人公が港？に向い、敵と格闘しているところに、警察が駆けつけるというシーンがあるが、なぜかパトカーで駆けつけている。そんな稼動可能なパトカーは消滅してると思うし、だいいち警官はもっとすべき事がある。あのヒロシマでは宇品警察署の警官が自分の怪我をおしてまで被災者達に罹災証明書（当時の政府が発行する爆撃などの被害の証明書。これがあれば国からの支援を無料で受けられる）を発行したという。また、自分の怪我を無視してまで被災者の救助にあたり、死の灰を浴びて亡くなった医師などは数え切れないほどいる。もっとそのような点を見直して、もう一度この映画を作り直して欲しいと思う。　

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