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寝台列車を乗り継いで〜サンライズ・はまなす・トワイライトエクスプレスの旅〜その4「序章」
9月30日(火)
朝8時過ぎに起床。サービスの朝食を採りに下へ降りる。サービスだけあってサラダとパンとスープしかないが、十分である。牛乳が北海道らしくおいしかった。
チェックアウトぎりぎりまでのんびりしてから市電に乗りに向かう。ホテルのある札幌から南北線で大通に向かい、西4丁目へ。環状化が決定しているものの、今のところは西4丁目から山鼻方面を回ってすすきのが終点である。そのすすきのから西4丁目は1キロも離れていないのだが。
↑ホームドア完備の市営地下鉄 ↑北海道らしい一枚w
↑電停は道路の真ん中にある。 ↑映画「探偵はバーにいる2」でもお馴染みの緑の車体。
市電は全線均一170円。ICカードに対応しており、私の持っているPitapaでも支払いが可能だった。なお市電は据え置かれたものの、翌日10月1日から増税に伴い地下鉄・バスは運賃値上げだったようである。
10時29分に発車。西4丁目からすすきのは42分ほどである。平日だからか観光客らしい人はあまりおらず、車内は座席がすべて埋まるか埋まらないか程度であった。市電はしばらく中央区のビル街の中を走る。4駅ほど走ったところで大きなNTT病院の手前で南に曲がる。過ぎ去ってから気づいたがここが和田心臓移植事件で有名な札幌医科大学の最寄りだったようである。なるほど病院が並んでいるわけだ。その病院街(?)を過ぎると、住宅街の中をのんびり走るようになる。小奇麗なマンションが多いので、市電の沿線は富裕層の住む地区なのかもしれない。藻岩山が近づき、ロープーウェイ入口というそのものズバリの駅で車内の数少ない観光客らしい外国人が降りて行った。その次が市電の車庫のある電車事業所前であった。普段なら降りるところだが、ここで降りていると後の予定に響くので今回はパスした。その電車事業所で今度は東に曲がる。図書館を過ぎ、屯田通りという北海道らしい駅を過ぎると、列車は北に向けて曲がる。ここから先では地下鉄南北線と並走しているので、静修学園前と山鼻9条、がそれぞれ幌平橋と中島公園の間で乗り換えの指定を受けているようである。地図を見ると少々離れているように思えるのだが、そういった指定があるということは需要があるのだろう。
列車は資生館小学校前で最後に再び東へ向けて曲がったところで、終点のすすきのに着いた。まだ始まっていないのか、環状線工事の雰囲気はなかった。
↑到着。すすきのも道路の真ん中に電停があった。 ↑この先、左の方向に曲がっていく予定…のはず。
↑市電の線路はこのようになっている。複線である。平時でも1時間に9本ある。
ここからは、白石にある「きのとや」というお菓子会社の本店に向かう。道内限定のクッキーを土産として買うためである。白石は東西線なので、いったん大通に戻ってから向かうことになる。
↑東西線。こちらもホームドア完備。 ↑きのとや本店。カフェもあるよ!
きのとやまでは無事に行けた。が、その後が大変だった。まず天候が晴れているのに横殴りの雨が降るという酷いものだった。しかも寒い。次に土産の一部を実家に発送するのに東札幌の郵便局を探すのに手間取り、そこから札幌へ戻るのに白石ではなく東札幌の方が近いからとそちらを目指し、やってきた列車に乗ると何を勘違いしたのか新札幌方面に乗ってしまい、これがとどめになって結局後輩との待ち合わせに20分以上も遅れてしまったのだった。申し訳ない…。
遅れを詫びながら札幌ラーメンで昼食をとり、KIOSKで新聞とお茶とシャンプーを買い込む。いよいよトワイライトエクスプレスなのである。
続く
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