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「姫街道は、昔、今切れの渡しを嫌って、女が多く使った道である。」と、本にある。だが、そんな言葉につられて歩くとひどい目にあう。 以前、姫の道なら自転車で行けるだろうぐらいに考え、気賀ー引佐峠ー三ケ日を目ざして自転車を使った。気賀、小引佐、薬師堂ぐらいまでは、普通の道。山道に入っても、まだ、なだらかで快適。だが、やがて自転車を引っぱらざるをえなくなる。そして、ついには自転車をかつぐ破目になる。勾配がきつく、象も鳴いたという所もあるくらいである。その時は、その「象鳴き坂」でリタイア。 もっともさすが女の道、姫君がカゴをおりて休んだという平らな「姫岩」もある。美しい浜名湖もある。石畳の続く広い道は山道とは思えない。 それにしても、あまり道がよくなるのも考えものだ。 姫街道
最近の象鳴き坂
最近、姫街道を歩きなおして驚いた。道がよく整備されている。前は「象鳴き坂」付近は、深い溝、木の根、岩のかけらで荒れていた。そして急下り。ところが今はなだらかな石畳。そういえば、姫街道全体が石畳かコンクリートになっている。これなら少し引っぱる気さえあれば自転車でも行けそうである。
ふと、何年か前、湖西連峰で、自転車を引いて急な山道を登ってくる若者に出会い、驚いたのを思い出した。「神石山」から「手洗い」に下って行く途中のことであった。
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