茶屋の中でも「金時娘の茶屋」ほど有名なものは他にないかもしれない。金時娘は、もう娘とは言えないトシであったが、元気なのはさすがであった。金時山(1213m)の2万5000分の1の地図を開いた時、その等高線の密なのに驚いたが、乙女峠の駐車場から登ってみると、それほどには感じなかった。道が整備されているせいだろう。登り90分。藪山だったらこうはいかない。 草やごろ石に足を取られて2時間はかかる。
頂上に着くと、人が多いのにまた驚いた。さすが天下に知れた金時山である。景色は思ったほどでなかったが、修行する「金太郎」にとってはこの程度がよかったのかもしれない。
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