このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
MREレーション食べてみました。
3年前に某所で行われた航空祭で入手。先日これを食べてみました。
NO.12BEAN&RICEBURRITOと書いてありますね。これは豆とライスの包み焼きです。アメリカ軍は様々な人たちが集まっており、ベジタリアン(菜食主義者)の食事を考え、肉を使わないレーションを開発しました。他にも20種類近くありますが、適当に買ったのがこれだったんで(しかも食べれるか心配だったのでひとつしか買いませんでした)今回はこれだけです。
さてとりあえず中身を取り出してみましょう。中身は左上から下に ピーナッツバター、ナッツバー、フルーツバー、パイナップル、ベジタブルクラッカー、スプーン、アクセサリーパック、ヒーター、豆とライスの包み焼き になってます。ナッツバーとパイナップルは冷蔵庫で冷やしておきましょう。
まずはアクセサリーキット。ガム、マッチ、スパイスサイダー、レモンティー、塩、ウエットティッシュ、タバスコ、ナプキンが入ってます。手始めにレモンティーを入れてみましょう。
下がレモンティーです。粉末状のものを水で溶かして飲むのですが、分量がわからない。まあいいや、と適当に水を入れましたが下のほうで溶け切らずにたまっています。ホットでも飲めるようです。味の方は市販のレモンティーと変わらず、普通に飲めるものでした。
次はメインディッシュを温めましょう。軍用だけあって、コンロがなくとも大丈夫なように水を入れると暖かくなるヒーターが添付されています。しかし腹の減った状態でまともに説明文を読まなかったため、このあと失敗してしまいました。本来は水を線のところまで入れて中に加熱するものを放り込むらしいのですが、私は袋の中に暖めるものを入れなかったため上手く温まりませんでした。しょうがないので湯煎しました。
・・・なんか昆布だしとってる気分になりました(笑)
一応説明書の絵のように口を上げてヒーターで加熱中。適当なものがなかったので、タバスコ君で支えてます。
さて、加熱中に他のものを食べてみましょう。ベジタブルクラッカーです。噂によるとかなりの強敵らしいので心してかかりました。あけてみるとクラッカーは少し割れていました。
クラッカー自体の香りはほとんどしませんが、微妙にサッ○ロポテトのベジタブル味の匂いがしました。単体で食べてみましょう。はむっ
「もしゃもしゃ。・・・・味がしない。っていうか何これ!?口の中の水分がことごとく吸い取られていく!?さすが強敵と称えられるだけあるなぁ。」
単体ではとても味がなくて食べれないのでピーナッツバターを塗りたくって食べました。ここで言うピーナッツバターは砂糖ベース物ではなく塩ベースです。というより少し塩味がきついような気がします。さすがアメリカ。味付けはワイルドです。(右に見えるのはスプーン)
メインディッシュが温まったようなので早速食べてみましょう。っと。パックをあけると何かカレールーカラーな物体が・・・。とりあえず包丁で切ってみました(下)。豆とライスの包み焼き。・・・確かに豆は確認できる。しかしライスは何処へ?それと最初はパイ包みだからもっと表面がパリッとしているかと思ったら、かなりしっとりしていました。食べてみましょう。はむっ
「もぐもぐ。・・・またしても薄味。てかほんのりカレー味な気が。まあ食べれないこともない。味があんまりしないからしょーがない、塩とタバスコ投入じゃー!・・・うわっ辛っ!タバスコ入れすぎた!」
MREレーションは基本的に薄味調理なんでしょうか?確かに濃い味付けが苦手な人もいるでしょうけど。あと味付けには気をつけましょう。
次はデザートです。冷蔵庫から冷やしていたパイナップルを取り出します。そんでもって中身を皿にあけてみました。(右)
・・・もはやパイナップルの色ではありません。違う、何かです。保存薬で変色(酸化?)しきってます。「さすがにヤバイか?」確かにこれは3年前のものです。店では悪条件下でも10年は保存できるとか言ってましたが正直眉唾物です。慎重に一口、口に入れてみましたが特に問題はなかったのでそのまま全部平らげました。味は上出来。というかフルーツのシロップ付けをこれ以上まずくできるとは思いたくありません。甘すぎずちょうど良い味付けでした。
ここで二つ目の飲み物を作りましょう。スパイスサイダーと書いてありますがどんなものか不明だったのでとりあえず水に溶かして作ってみました。スパイスというのは置いといてサイダーというからには炭酸系か?と思っていましたが、実際はアップルジュースでした(しかも炭酸ではなかった)。辞書を引くとサイダーとは炭酸系飲料の他にりんご酒という意味があり、まあアルコールの抜けたりんご酒といっても間違いのないような味でした。MREのジュースははずれはほとんどないそうです。
最後はナッツバーとフルーツバーです。メイン(ベジタブルクラッカーと豆とライスの包み焼き)に対してデザートの割合が多いのは気のせいでしょう。きっと。
写真を見てわかるように思いっきり民生品です。いいのか?と思いつつ封を開けて食べてみる。下の「FruitCLASSICS」というのは美味かった。クッキー生地の中にイチジク?と思われるペーストがはさまれていておいしかった。しかしナッツバーは痛んでいたのか、それとも私の味覚がおかしかったかどうかはわからないが口にした瞬間「これはまずい!」と思い、食べるのをやめてゴミ箱へ逝きました。南無。
まとめ
今回食べたMREは他のサイトを見るとまあおいしい部類に入るらしい。確かに肉を使わなかった料理にしては美味かったと思う。それよりも軍用レーションは不味いという先入観を振り払ってくれた(どうやらその情報は数世代前のレーションの話らしい)。今回は大丈夫だったが、このようなレーションは気をつけたほうがいいらしい。私は後から知ったことだが、物によっては腐っていたりすることもあるそうだ。こういったものは軍がレーション生産会社から発注し、一定年数在庫しておいて一般に放出するらしく、製造から何年経っているかがわかりづらく、上のナッツバーのように痛んでいる場合もあるので食べるときには十分気をつけて欲しい。
軍用レーション関連のリンク
東京キャロル レーションや軍放出品の販売
The Ration ここではレーションに書かれている説明の和訳や紹介がそろっています
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