寝台特急「富士・はやぶさ」廃止
2009年3月13日、寝台特急「富士・はやぶさ」号の最終運転日
となり、東京駅を起点とするブルートレンンが消滅した。青い客車
の寝台特急は最盛期に10本ほどを数えたが、90年代以降徐々に
数を減らし、富士・はやぶさも門司まで併結運転となるなど単独では
運転できないほどの乗車率になっていた。とりわけ、九州方面は
新興航空各社の新規路線開設が相次ぎ、格安航空券に対抗できる
料金体系ではなかった。高くて時間のかかる寝台特急は利用者
離れが続いていた。最終日の東京駅には約3000にとされるファン
らが最後の出発を見届けたほか、出発時間が18時03分と夕方の
ニュース時間帯と重なったこともあり、TV各社が生中継をしていた。
途中の停車駅でも、数百人規模のファンらが駆けつけ最後の勇姿を
見届けた。14日の東京到着は強風による悪天候が重なり、約90
分遅れとなった。____________________
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