このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
CPU載せ変えレポート
●マザーボードはASUS P2B R1.02を使っています。440BX全盛期には超安定しているM/Bとして
人気があったので持っていた?人も多いと思います。私も1号機として現在も稼働中であります。フツー
に使っていれば、KatmaiコアのPentiumⅢまでしか載せることがで来ません。設定をきちんとして、条件さえ
整えばDステップのCoppermineコアも動きます。ちなみにこのHPはCeleron-1Gにて作成してます。
●ASUS P2B など440BXマザーの初期のもので、CoppermineコアのPentiumⅢやCeleronが動かない
のは、Coppermineコアの必要とする1.80V未満の電圧を発生できないからです。
CPUのコア電圧は、M/B側にある電圧コントローラICによって発生します。例えば、このときCPUから
1.75Vの電圧を要求しても、1.80V以下は出せないので電源を入れてもCPUファンすら動きません。電
圧コントローラICは、ATX電源コネクターの近くにあります。チップに印字されている型番はHIP6019CBに
なっているはずです。このチップでは1.8〜3.5Vに対応してます。
電圧コントローラICのチップが、HIP6019BCBなら初期のM/Bではないのでコア電圧の問題はありません。
「CB」か「BCB」のちがいを良く見てください。
下駄選び
●CoppermineのPentiumⅢやCeleronは、FC−PGA版だからSlot1用のASUS P2Bには当然下駄が
必要です。下駄は電圧設定出来るものが必要です。使用した下駄は、SOLTEKのSL-02A++です。後で
わかったのですが、この手の下駄は、1,3Vから3.5Vの設定があるものの、下駄で電圧を変換してる
訳でなく、M/Bへの電圧要求情報を変えているだけなのです。だから、電圧コントローラICが「CB」だと
1.75Vに設定してもだめなのです。
FC−PGA PentiumⅢの電圧 |
500E | 533EB | 550E | 600E | 600EB | 650 | 667 | 700 | 733 | 750 | 800 | 800EB | 850 | 866 | 900 | 933 | 1000 | |
cA2 | 1.60 | 1.60 | 1.60 | 1.65 | 1.65 | 1.65 | 1.65 | 1.65 | 1.65 | 1.65 | 1.65 | 1.65 | |||||
cB0 | 1.60 | 1.65 | 1.60 | 1.65 | 1.65 | 1.65 | 1.65 | 1.65 | 1.65 | 1.65 | 1.65 | 1.65 | 1.65 | 1.65 | 1.65 | 1.70 | |
cC0 | 1.70 | 1.70 | 1.70 | 1.70 | 1.70 | 1.70 | 1.70 | 1.70 | 1.70 | 1.70 | 1.70 | 1.70 | 1.70 | 1.70 | |||
cD0 | 1.75 | 1.75 | 1.75 | 1.75 |
FC−PGA Celeronの電圧 |
533A | 566 | 600 | 633 | 667 | 700 | 733 | 766 | 800 | 850 | 900 | 950 | 1000 | 1100 | |
cB0 | 1.50V | 1.50V | 1.50V | 1.65V | 1.65V | 1.65V | ||||||||
cC0 | 1.70V | 1.70V | 1.70V | 1.70V | 1.70V | 1.70V | 1.70V | 1.70V | 1.70V | |||||
cD0 | 1.75V | 1.75V | 1.75V | 1.75V | 1.75V | 1.75V | 1.75V | 1.75V |
下駄の設定
●SOLTEKのSL-02A++の場合です。他のは持ってないもんで。
CPU TYPEもちろんINTEL
FSB FREQUENCY AUTO
電圧設定 1.8V
電圧設定を「AUTO」にするとCPUの電圧要求どうりになるので動かない。とゆうことは1.75VのCPUを
1.8Vで動かすことになります。保証規定外動作となるので自己責任でお願いします。オーバークロック
をする場合にはごく当たり前?の電圧ですからクーラーがきちんと付いていれば問題なしです。
マザーボードのBIOSさえ最新のものにしてあれば、電圧設定の問題だけで動くようです。
マザーボードの設定
●ASUS P2B には、CPUの倍率設定は8倍しかありません。Celeron-1Gは10倍動作100MHz*10
だから800までしか動かない、そんなことないです。CPU側で固定倍率となっているので、何倍に設定し
てあってもCeleron-1Gは10倍動作します。設定しても意味なしです。
動作クロックの設定は必要です。下駄がAUTOでもマザーはだめです。66MHzのままだと666MHzで当
然動きます。100MHzにしてください。
FS0 | FS1 | FS2 | 外部周波数 |
23 | 12 | 12 | 133.3MHz |
隠し設定のジャンパ位置 |
動作環境
パソコンの構成 | |
CPU | Celeron 1GHz (PROD BX80526F1000128SL5XQ)MALAYSIA |
下駄 | SOLTEK SL-02A++ |
クーラー | ガリレオ |
M/B | P2B Rev1.02 BIOS 1012 |
メモリ | 256M*2 128M*1 |
VGA | ?4M |
HDD | Maxtor 30G 7200 |
SCSI | |
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