エピソード5:塗装プリントミス・・・KATO EF65 JR更新色
長い間Nの世界の中心的製品であったKATO製EF65。
1992年だったか・・・その製品がリニューアルを果たしました。
まずお目にかかったのが黄色い乗務員ドアを別パーツにした、JR塗装機だったかと思います。
読者の方に教えてもらった話では、旧製品のPFと並行販売される為に長さの変更はされなかったとの事。
専門誌で・・・1/150に対して4mm程長かった旧製品に対し、
更に0.5mmか1mm弱長くなってしまったと批判されていたことを、昨日のように記憶しています。
2007年の今となっては、1/150の製品がKATO製品群の何倍もの数を占める中、
当時の専門誌の危惧はかなり的を得てしまった感は有ります。
しかしボディーのかなりくたびれた旧製品を多数抱える当鉄道に於いては、
1/150を遵守できなかった事は残念な事でも、旧製品動力が生かせることは、嬉しい事であり、
追って発売される国鉄標準塗装(特急色)機の前に1輌を入手し、
サイズのことなどすっかり忘れて、そのディテールとフライホィール効果に狂喜乱舞したので した。
その後国鉄色が発売を繰り返し、国鉄色に運転台表現がなされた後・・・何年だったでしょうか、
運転台表現のあるJR色機が生産されました。
そもそも自分は、EF65は国鉄色が絶対の存在であり、JR塗装は今一つ受け入れられません。
しかし実機が更新の度にJR塗装に塗り替えられることが多くな ったので、
当鉄道でも運転台表現のあるJR色機を増備する事にしました。
・・・悲劇はここで発生します。
購入は都内の量販店。 当時は購入時のポイントやサービス券も付き、
更に安く買えると言うことで行き付けにしていました。
購入時に試走をしてもらうと正面が何か物足りなく間が抜けた感じがしました。
しかしそんな事よりも店員の「黒く色づいた爪」が気になり、
そそくさと試走を終わらせて帰宅したんだと思います。
店員の長い爪は、以前KATOのC57を購入した時に嫌な思いをした事があるからです。
そして・・・・ 帰宅後眺めると何か変。
1位側2位側の正面の感じが違う。。。 2位側の方が面長に見えるのです。
原因は瞬時にわかりました!
裾を一周する青のラインが、2位側の正面裾に印刷されていない!!
こんな事があってもいいのでしょうか。
出荷時の検査をすり抜けて、当鉄道にやってきた不良の1輌。
エラー品はある意味貴重だし、このまま残そうかとも思いましたが、
1位側はしっかりと塗られている為やはり納得がいかず、次の日に交換に行ったのです。
しかし交換した1両は何故か2位側正面のラインが太く見え・・・
こんなことであれば交換せずに不良の車輛を残しておき、 後で自分で色を入れれば良かった・・・
今になって交換した製品を見ると、そんなに気にする事ではないとも思うのですが、
そのように、神経過敏になるおまけまでつきました。
右下の写真は合成。
不良品はこんな感じで正面裾の線が無く、面長で・・・今となっては格好良かったな・・・・
しかし、交換後の正面の線の方が側面より太い気がしてならない。
試走時は走行状態や打痕の確認だけでなく 塗られている部位は塗られているか。。 しっかり確認したいものです。。。。 と言ってもこんな製品に当たることすら凄い事なんですが・・・・