このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ローカル駅セクション
国鉄24系24型あけぼの基本・増結エピソード(番外):曲がり・・・KATOレジェンド151系セット





購入のとき、2つの車輌ケースのうち、取り出してみたのがたまたまセットB、クハ181を見ました。

どの角度から見ても、、実車の写真と比較して寸分狂わぬボンネットライン。
サイドに「ピン」と張り出したバックミラーは、他社製品に対し、まるで実機の様に小さく、
鏡面の処理も効いていて、実に素晴しい。
485系の時に嫌悪感を抱いた運転台正面窓周りも、非常にバランスが良い!
181系を早くから生産していたとは言え、
151系・485系と、他社が現在の技術で製品化しているNの世界での後発のボンネット、
その対抗策は・・・この寸分狂わぬ輪郭の表現だったのでしょうか。。。!!

この製品を見た後は、他社製品のボンネットラインが無性に鼻に付いてしまいます。
「斜めに見えなくてはいけないのに、立ってるじゃないか!
今まで何か認めらることができなかったのは、この角度から見たこのラインだったのか!」
・・・等、多くの編成を買い揃えてしまっていた、当鉄道の他社製品編成の価値が下がって見えてしまいます。。。
他社が目標にしていたかどうかは不明ですが、KATOの181系は、実に素晴しいラインをしていました。
長きに渡りNの世界に君臨したこの181系すら、今回の151系の前に出すと・・・玩具のように感じてしまいます。

しかし、ここで奥歯に何かが挟まったような(?)不思議な感覚に支配されてしまうのも事実です。
他社製もKATO製181系もボンネットの先端はほぼ同じ太さにすぼまっているのに対して、
レジェンド151系の先端は・・・非常に「太い」。

それでも眺めれば眺めるほど、このボンネットラインはこれまでのどのボンネット製品よりも上を行きます。
今や多種に渡る製品が世に出たNの世界に於いて、ボンネットラインは確立しているというのに・・・
485系・151系と続いた、KATOのボンネット先端の太さは「異端児」の様に思え、
このボンネットを認めてしまえば当鉄道の他社製ボンネット車やKATOの181系の、
大きさを形態を否定させられることになる。。。。

EF66リニューアルの時にも感じた、なんとも不思議なKATOの最近の造形に、
今回も不思議な感情が頭の中を支配してしまうのでしょうか???

そして・・・セットAを取り出し、クロ151を手にした時のことです!
上記の思いなど、どうでも良くなってしまうかのような、驚愕の事実が眼中に飛び込んできました!
なんと!!!
この製品の重要なアクセントである、ピンと張り出した右側バックミラー、
ケースの下敷(緩衝材)にも、当たる部分に丸く穴を開け、
破損しないように逃げの考慮がされている・・・にも拘らず、

鏡面が運転席窓ガラス側を向いています!!
はて?これは折りたたんだ時の表現?
いえいえ・・・実機は前後方向に折りたたんだはず!

これは何なんだ?
このセットは幾らしたんだ?
こんなことがあってもいいのか!!

おそらく・・・ケースにしまう際、擦る様に梱包されてしまい、グッチャリ曲がったのでしょう。
今回の番外編は、不良ではありますが自分でもやってしまう様な事です。
心情的には・・・「経年変化・不具合の記録」の方に載せたいくらい・・・

しかし、大幅値引きのお店で買ったものだし、この大きなセットを持っていって交換するのも嫌になり、
結局は自分の指でジワジワと曲げなおしたのですが、
自分以外にも、きっと同じ思いをしている方がいらっしゃるのでしょうか。


左:サイドミラーの鏡面処理はボンネット上に光を反射させる。
  購入時には、この鏡面がクロ151の車体に張り付いていた。。。
右:指でじわじわと曲げ戻したが、根元が白っぽくなってしまった。



この写真のように、横から滑らせるように収納した事が、この悲劇を引き起こしたと想像します。
購入した感激にまさに水を掛けられてしまいましたが、今後の扱いも要注意だと思います。
この製品の先頭車を収納する時は、緩衝材の型に揃えて丁寧に置き、
垂直方向に押し入れることをお勧めします。
(ミラーを逃げるための緩衝材の丸い穴が見えますね)

自分のクロ151は、もう一度曲げ直せばぽっきりと行ってしまうでしょうね。
他にも・・・引っ掛けてもげてしまったりする事故も考えられるパーツです。
せめてKATOは部品を販売するべきでしょう。。。

ニャロメっ!!






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