このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

新鶴見機関区?



「徒然なるままに」で予告したとおり、2006年8月、寝台特急北斗星に乗車しました。
82号という上り臨時列車で、札幌から上野まで16時間という長旅です。

*地下鉄
いつものように最初は番外編(笑)・・・札幌地下鉄です。
私にとっては、四半世紀昔、学生時代に乗って以来のことになります。
ゴムタイヤ式という大きな特徴は何も変わりませんが、車両は一新、おとなしいデザインになっていました。
昔はもっと個性的な車両が走っていたんですけどね。


左写真:地下鉄南北線のさっぽろ駅。もはやレトロな感じがします。
右写真:南北線5000系。


左写真:中央に案内軌条、左端に架線の代わりの第三軌条。
右写真:東西線用8000系。5000系とよく似たデザインです。

*JR札幌駅に集う車両たち


続いて、JR北海道の車両たちです。
小樽の宿から札幌へと移動し、北斗星に乗るまでのわずかな時間でも、
結構いろいろな車両を見ることができました。
しかも、どれもが関東では見られないものばかり・・・鉄道マニアにはたまりません。


左写真:左が721系電車の快速、右がキハ183系気動車の特急オホーツク。
 キハ183系は国鉄カラーを見たかったなぁ。。。
右写真:キハ281系気動車、スーパー北斗。


左写真:キハ183系気動車・・・これは特急北斗でしょうか?
右写真:785系電車、特急スーパーホワイトアロー。


左写真:キハ142形気動車。懐かしいキハ40と混成されていました。
右写真:731系電車。これは小樽築港にて撮影。「国鉄SL終焉の地」の面影はなかったです。

*北斗星登場!
そして・・・発射時刻の10分ほど前、横綱の土俵入りとばかりに、
785系が去ったばかりのホームに、北斗星編成が入線してきました。
他の新しい車両たちにはないDD51の重厚な雰囲気に、ホームの乗客からも熱い視線が注がれます。
このDD51の青い塗色、登場時は「どうかな・・・」とも思ったものでしたが、
こうして見るとブルトレと合っていて、とてもいいですね。



北斗星登場!DD51の重連は、さすがの貫禄です。音も排ガスも凄いですが。。。



上野までの長距離を旅する客車は、24系25型北斗星仕様。乗車したのは1号車のオハネフ25 14でした。



発車後しばらくは先頭車なので、車端部に行けば、牽引するDD51の顔を超どアップで見ることが出来ます。
ヘッドマーク取付座も、よく見えます。
北海道内を担当するDD51は、重連でも比較的のんびりといった感じで走行します。
しかし、車端部に行くと、エンジンの轟音は迫力十分でした。

*車内設備を少々観察

B寝台の車内の様子。あさかぜ用25形と基本的には同じ。


洗面所は少し近代化された雰囲気

今回はB寝台しか予約できなかったので・・・あさかぜに乗車したときと、基本的には変わりません。
25型そのままのあさかぜに比べると、モケットが暖色系の模様入りになっているとか、
洗面所が近代的に改装されているとか、そのあたりが北斗星用として改装された点です。
電車を改造した食堂車や、個性的な個室寝台の様子も撮影したかったのですが・・・
臨時列車であるにもかかわらず満席(室)で乗客が多かったので、撮影は遠慮しました。
ちょっと残念。


編成の中間に挟まっているオハネフの貫通扉には、ちゃんと北斗星マークが出ています。

*スヤスヤと熟睡・・・そして
旅の疲れもあり、函館の手前で早々に寝てしまった私・・・ふと気がつくと、既に青函トンネルの中でした。
なんとか、本州側出口は見ることができましたが、画像には記録できませんでした。
そしてまた深い眠りに落ち・・・次に気づくと、もう、早朝の仙台に到着するところでした。

仙台駅を発車するところ。
本州では1号車は列車の最後尾になるので、我がオハネフは展望車に早変わりです。
しばしの間、流れ行く線路を眺めていました。


早朝、まだ利用者の少ないロビーカー、オハ25の様子。
あさかぜのラウンジカーよりも内装が明るく、近代的な感じですね。
また、禁煙なのでとても清潔でした。

その後は昼行き特急と同じ・・・いや、仮眠できるベッドがあるぶん、昼行き特急よりも贅沢でしょうか。
上野まで数時間、車窓を眺めながら、快適な旅をしたのです。



長旅を終え、無事に上野に到着。
なんと、本州側牽引機は・・・北斗星カラーではなく、レインボーのEF81 95号機でした。
そのためでしょうか、沿線でカメラを構えるマニアも多く、上野駅でも盛んにフラッシュが焚かれていました。

*総論
16時間は長いですね。個室はともかく・・・開放式のB寝台では、ちょっと辛いというのが感想です。
全車を個室にして快適性を高め、食費も切符代金に含めて全員が食堂車を利用できるようにするなど、
サービス内容を向上させて一流ホテルのようにすれば、もっと人気が出るかもしれません。
それで料金が高くなってしまってもかまわないと思います。
一方で、格安で夜行列車を利用したい人のためには、それ専用の列車も用意すればいいのですから。
飛行機なら2時間もかからないのに、敢えて16時間もかかる列車を利用する客が、
こんなにもたくさんいる(満席!)んですから、そういったこともやっぱり考えてみてほしいですね。。。







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